太陽風ДζΨΠ∀3(ホームページ)へ …*  増殖“日記小説”  日記 1 2 3 4 5 6 7 "New"       2021.01.28 11:42 更新


日記 6

 

2002年2月2日土曜日

きっぱりとして穏やかに一切を断ち切った横殴りの光線、燦々を浴びる。  窓を開け放ち、外界の吹き抜け街道を作り、柔らかい南風を吸う。  壁にぶら下げた静謐な円い温湿度時計が息づき、たちまち湿度が40%近くに 黒い棒が移る。  ふつふつと荒野願望が覚醒し、いっぱいになる。  風邪ぎみなのでぐっと堪える。  噴出、弾けるほどに至らず、昼食を作る。  皮を剥いた蜜柑を薄く輪切り、さらに細かい賽の目に。  竹で編んだ小さい皿を木に架けてあり、これに入れる。  きっと、オナガかムクドリと思う番がやってきて、口いっぱいに銜え、頭を仰け反らせおいしそうに食べる。  くすんだ黒っぽい羽、羽毛に覆われて 鈍い光沢を放つ、倦まず眺める。  一回り小柄な、嘴の黄色い、眼の後ろあたりに白い刷毛を掃いたのも、珠にやってくる。  これも番が仲良く、皿の縁に掴まり順についばむ。  ウグイスも見ることがある。  クマゲラのことを想う、うっとり。  あの一切を捨棄した高僧の明瞭な眼には驚くばかりである。  ほうれん草を茹でる、キャベツを千切りに刻みボールに張った水に浸す。  菠薐草は赤くて仄かに甘い茎が好きだ。  これをカンカンに灼いた中華鍋でやってみたいと思う。  豆板醤をパラリ!、…*。  (^ ^)  大ぶりの蛤、じゃがいも、浅葱のお澄まし。  じゃがいもの微かなえぐみ 、歯ごたえを愉しむ。  ニンニクを剥き房を縦に切り、両面をオリーブ油、胡麻油でこんがり炒めて皿に空け、胡椒を擦り込んだ肉を灼く。  小さめのフライパンに大きめのフライパンを乗っける。  ……小百合さんの、”CAMEMBERT HOKKAIDO” を多めに買い込んだ。  絶妙の塩梅、ねっとりとろり、形状崩壊の危機、生地がやや見えそうで見えないエーゲ海クレタ島の白壁、真っ青の海洋が浮かぶ。  高台や階上の窓から松林越しに見る海原の静謐。  南窓を覆うラベンダーにボール一杯の水をやる。  紅茶殻を敷き詰めた鉢が気持ちよく受け入れる。  グーンと伸びた軸に白い花がほころび始めた。  未だ淡い紫、ラベンダー彩色はない。  外から還ると、ローズマリーのラテンの誘惑とこれの清冽が迎えてくれる。  夜、ふと眼を上げ、この蕾がことごとく、ぐったり頭を垂れたありさまを眼に、甚だ動転におよんだ。  試しに水を あげると一時間も経たぬ間に、真っ直ぐに天井に向かったので、安堵した。  定期的な、コンスタントな水やりが大事なのだが、それができないでいる。 

2002年2月3日日曜日

木漏れ日の平穏の午睡から解き放たれ、冷水をごくごく、深く吸気をひとつ、夢想していた夏。  甘い菓子の砕けた粒や粉の匂いに誘われ、チューブ(ケブル)をよじ登り、プラスチックに覆われた扁平の空間に迷い込み、狭い隙間に閉じ込められ還れなくなり屍を晒した昆虫。  羽根のない勤勉の勇士。  一瞬、極微量の電流、あるいは圧が全身を貫いた。  同じ頃、人物は 突然思い通りにならぬようになってもた、白い板に並んだボタンを押さえ途方にくれ、暴走を停止させねばと焦り、アイボリーの直立箱に手を伸ばし、電源オン/オフボタン を押さえ続け、やっと静穏を回復した。  このとき硬質円盤に残した疵が長い時間をかけて、別の形で増大しファイル探索を阻害、その都度悲痛な音を放つことに。  1mmに満たない 勇士の不慮の殉死は、この後長きに渡り、しばしば人物を苦悩 ・不安・焦燥・苛立ちの淵に誘い込んだのさ。  Wilsonのしっかりした緊締を穿き背筋をピン!、襟元を閉め、夕陽に向かってバイシュクルを漕ぎ、いつもとちょっと違う優しい南風を吸いながら黄金に輝く西方に向かった。   一切の澱を捨棄してくれる蒼い丹沢嶺を射る。  PCのハードディスクを交換した。  IBM - Hard disk drives Deskstar、75GXP Drive models - DTLA-307060 から、Seagate - Barracuda ATA IV - ST360021A に。 ボールベアリングでなく、静穏な 流体軸受けとゆうもんとて、大変気分もよろしい。  ”硬質盤”が、Windows2000のファイル復活のやっかいになる頻度がしだいに増し、OSの修復回数も増えてきたので、究極の別区画へのセットアップを経て、最後のファイルの救済ができる間にやらねばと意を決し、候補を定め一気にやっつけた。  暮れの大掃除の気分で定期的にやると、大脳皮質も硬質盤もアクセスに苦心してまうようになってもた、”古びた塵ファイル”の類が整理できて晴れ晴れした気分に。  

2002年2月4日月曜日

HDDの購入・取り付けや、 フォーマット、Windows2000のインストール、ドライバー・アプリケーション・パッチのセットアップ、待避ファイル(≒600MB)の転送、OS、アプリケーションの チューニング、LAN、Web環境設定は 終日、不安、緊張、冷や汗、安堵に満たされる。  雑多の情報を前にどっかりと座り込み、自分との格闘の高揚した凝縮された時間でもあった。  不良クラスターや、アクセスエラー音を認めたときは、直ちにデーターの整理、バックアップを開始し周到に且つ悠々と速やかに、硬質盤を交換するよろしき、と改めて実感 しました、ホント!。  粘ってみても何も得るものはない、悲痛音との付き合いがあるのみ。  起動時間がぐーんと短くなり、(^ ^)、静謐なアイボリーの箱になった、よかった〜*。  繊細、寛大なカーネルの蔦に絡みついているInternet Explorer6.xや、Windows 2000 Security Roll-up Package、Windows Media Player7.1、多数のパッチ、Java 2 Platform, Standard Edition v1.3.x、Macromedia: Shockwave & Flash Player、Apple QuickTime 5日本語版、HTMLEditorie -ie6.x 〜、……、のセットアップでは、いずれも問題皆無で完了。  

2002年2月5日火曜日

ズンズン、ぐんぐん乾いた荒野に雨水が吸収されるように、仕事がこなされる、清々とした気分。  真っ新のHDDに順序(古い順)よく行うと、 新旧*.dllの競合・混在・書き換えが原因で以前はしばしば遭遇したエラーメッセージや、CD要求は皆無であることを改めて実感。  Aterm - WarpStar WB50T の設定で間違えてはならないこと。  (1) 特に初期製品に添付のCDからのドライバー(ファームウェアー、ユーティリティ)のセトアップ、バージョンアップ時(v1.x → v6.x )は、USB接続ケーブルの着脱は、面倒でもきっとPCの電源オフにて行う。  (2) OSの再インストール(≠修復)時は、WarpStar本体のメモリーデータの初期化を済ませてから。  (3) タスクトレイのアイコンから、ヘルプ - バージョンの確認を行い、ファームウェアとユーティリティの版の整合をとる(エラーの主原因)。  (4) USB接続時は、LANなどのネットワークデバイス(intel pro 100+、FTP とか)は、きっと”無効”か”停止”を保つ。  (5) 10分ぐらい経つと回線が切れる、以前にも同じことがありました。 1時間通信内容が途絶えると回線を自動的に切断するには、【スタート】-[プログラム]-[Aterm WARPSTAR TA機能ユーティリティ]-[TA機能詳細設定]-[データポート]-[自動切断]-[無通信監視タイマー]:監視しない、-[強制切断ターマー]:監視しないに。  更に、【アクセスマネージャー】-[その他のツール]-[接続先の設定]-[接続先の編集]-[オプション]-[詳細オプション]-[v]次の時間、……切断する:……までの時間:3600秒で。  (6) Aterm - WarpStarの設定に気になることがある。  Aterm - WarpStar WB50T - ”【らくらくアシスタント】 を開いてみると、”お使いのPCとWarpStarベース間の通信は確立されています。 ただし …… 問題が発生しています。  基本セキュリティ設定が行われていないため、予期せぬ設定変更の可能性が ……。” と赤文字がゆうておるがな。  再設定しても、”セキュリティパスワード”の設定メニューで、きっとエラーが出るし、無視して続けると何とか完了するが、結局入力したデーターは全て再入力する羽目になってしまう。  WarpStarベースのディップスイッチが、”購入したときの状態”から”INSネット64接続”状態に修正で解決。  初期化を行ったときに元に戻し忘れたか、状態を勘違いしたのですわ。  

2002年2月6日水曜日

(7)後で分かったことだが、”AtermとPC間の通信が確立できない”のエラー表示時は、【デバイシマネージャー】-[ネットワークアダプター]-AtrmWL USB Network Adapterがない]ことを確認、【らくらくアシスタント】-[右クリックします。]-[プロパティ]-[リンク先を探す]-[WDUnDrv.exe]-[クリックします。]-ドライバのインストールなどを行う。  RealPlayerアイコンのタスクトレイ常駐の停止は、【RealPlayer】:[表示] - [環境設定] - SartCenter - [設定]、[ ]SartCenter を有効にする。[OK] で。  WindowsMediaPlayerのオブジェクトが埋め込まれているページで、左側いっぱいに、青色のWindowsMedia.com のフレームが、その最下部に WindowsMediaPlayer が出現した場合、通常の灰紺色系のWindowsMediaPlayer に切り替えるには、”接続中です”文字部分を左クリック、”規定のプレイヤーで再生する”を指定、青色のフレームの右上の”×”で閉じます。   あるいは、【Internet Explorer】-[表示]-[エクスプローラーバー]-[v] → [][メディア] で。  南側の窓の縁に置いた、透明の薄い プラスティック容器に溜めた水がキラキラ歌う。  『オハヨウ、 …*』  にんじんの蔕から薄緑の葉が伸びている。  ずんぐりむっくり紫の馬鈴薯の芽も、ぐんぐん成長している。  蕎や、落花生、いろんなもので実験してみよう。

2002年2月11日月曜日

メールを読もうとしてソフトを起動すると、受信が始まり終了するまでずいぶん待たされる。  これをなんとかしたい。  不要メールを受信せず、サーバーに溜まっているメールを、一覧表からいっきに削除する便利で小気味よいもんを教えてもらった。  nPOPはキビキビした応答・働きがとてもうれしいヤツである。  アイコンもたちまち気に入った。  フロッピーディスケットで携帯でき、随所の拠点で、この迅速・軽快を実感できる。  参考 : スパム対策いろいろ  中華鍋をカンカンに焼き紫煙を認め、オリーブオイル、胡麻油、大きいもの1/2に輪切の大蒜、ほうれん草の茎の方、松の実、先の尖った嘴形の大きな赤ピーマンのざく切りを投げ込みむ。  ひとしきり手返しを行い、往生を認め、ほうれん草の葉っぱの方を煉獄に、蓋をしたり手返しをしたり。  豆板醤をちょっぴり、胡椒をパラ…*パラ…*、とっておきの岩塩とかも塩梅しっかりとな。  ポパイ!。  胡椒、塩を擦り込んだ肉を焼く。   切り取った脂はきっと刻んで、野鳥のプラットホームに。  ねぎのピリ辛スープ が旨い。  毎度ご飯を炊飯器で炊くと、残さず食べるためダイエットを阻害する、最近やっと3回分を炊くようにした。  後の2回は、 ラップにくるみ電磁波炉で暖める。  固茹で具合が信条のブロッコリーは、マヨネーズ以外のなんかを考え中。  暖房、日当たりの良い場所に置かれたラベンダーは、たくさん水を飲む。  開花し始めた色は白っぽい淡い紫。  慣れたからだろうか、 匂いがしない、(;。;)。  暖かくなって外に出したらどうなるか心配。  湿気ってしまった煎餅やクッキーを砕いて、空中テーブルに入れる。  くすんだ深い静謐の暗灰色、椋鳥やヒヨドリ、名前のわからないのなどが 、やってきて啄み立ち去る、鶯も。  焼き梅。  白い箱に大蒜とハーブのイラストが描かれたナチュラルチーズ - ブルサン アイユ(boursin)-(ガーリック・ハーブ味)がおしい。  ほっぺたが落ちるぐらい〜*。  吹き抜ける清冽、シャキシャキの合奏の風雅、相寄る寂寥の魂が融合した淡い崩壊に驚く、 ……・シュペトレーゼ- ドイツワインをやる。  潔く溶け合い流れる屹立と受容、個と天体。  互いに饗宴を繰りひろげたちまち氷解し昇華、爽快を行き渡らせる。  Debussy, Claude を聴こうと思いすぐ気が変わり、Ravel, Maurice を取り出す。  きっぱりした、直立の広大と理知にまた感心。

2002年2月16日土曜日 

一太郎の設定情報の保存・転送方法。  たとえばキーの割付は、[ツール]-[割り付け]-[キーの割付]で行う。  これを印刷したりテキストエディターで見るには、[キーの割付]-[一覧作成表]-[はい]で。  ”T11__key.txt” を見つけWordpadなどのテキストエディターで開き印刷もできる、ようになった。  保管場所は、Windows2000では、”C:\Documents and Settings\……\Application Data\Justsystem\Taro11\T11__key.txt” である。  きっと、Windowsでは、”C:\……\……\Justsystem\Taro11\T11__key.txt” であろう。  保管・転送は、同じホルダーの、T11_STK.KEYや、T11_STK.MNU、T11_STK.TLX、TARO11.ENV も一緒にね。  同様に、Taro12\T12__key.txt、T12_STK.…… だと、容易に想像できる。  玉筋魚を見かけた、ちょっと思案して通りすぎる。  塩茹でしか調理方法が思いつかない。  白黄の沙のかかり眠ったような薄日が差す、意欲に満ちて遅い昼食を作る。  天板に転がっている巨大な嘴状の野菜、大 ぶり赤 唐辛子を認めた途端食欲と同時に調理意欲が頭 をもたげ思惟が加速する。  中華鍋を焼きオリーブ油、ザクザク切ったキャベツ、大きな赤ピーマン、輪切り大蒜を煉獄に投入、胡椒、塩、味の素をパラパラ、好ましい匂いと色をしっかり確かめる。  コーンスープに牛乳を足し電磁波炉で波動を照射、ベーコン入りのパンを千切り精妙な調和・溶解・遷移を吟味。  ガーリックの入ったフランスパン風も、舌と脳髄を小気味よく鼓舞してくれる。  とてもおいしい。  多くもなくかといって物足りない想いもない。  実にすばらしい。  ゆっくりとコーヒーを炒れる。  Brahms, Johannes を聴き、遠い日々を思い起こす。  本の整理をした、IBM OS/2(Warp3、4)関連のマガジンを三山ひもで縛り、玄関に積み上げる。  とうとうほとんど厚みを増さずに廃刊になってしまった無念があり、ずっと捨てないで おいたんだ。  Windows95、Office関連の分厚い本も片付けたら、ちょっぴり腰が疲れてもた。  赤や黄、薄黄の葉がきれいな蔓の木を見つけ、にんじんの蔕の枝の隣に。  深くて鮮やかな静謐をまき散らす、紫の小さな花がたくさんの植木を見た。  ちょっとエキゾチックな気配、ハーデンベルギア というもんらしい。  蔓なので、支えかガイドが必要、垣根にすることも可能らしい。

2002年2月22日金曜日

Sel Marin de Guerande - フランス・ゲランド産天然海塩 を使ってみた。  とれとれの背黒鰯の目刺し、ピカピカ光沢を放つ、柔らかくて鱗も剥がれそう!。  頭からガブリ!と、やっつけることが出来る種類。  『ジー…*・ジー…*、パチ!パチ!』焦げる音、匂い、煙がたちまち脳裏を過ぎる。  鍋に水を張り、缶から白い粉を吹いた昆布を一枚投げ入れ、夕食の材料を仕入れに出掛ける。  横になって 、”プカ〜*・プカ〜*”浮かぶだけのブリキの金魚のおもちゃ、細川ふみえ、ベティちゃん、淡いピンクが濡れた光沢を放つ、頭でっかちの一夜干し、甘鯛を一尾。  鱗の付いた側は、きっと黒く焦げる、むっちり仄かに甘い、柔らかくしっかりした組織、しっかりした魚臭。  茗荷、フルーツトマト、絹ごし豆腐、菠薐草、ブルーマウンテンブレンド、ダージリン、オリーブ油、新ジャガ、大型赤唐辛子、シジミ、大粒の大蒜。  大蒜は房が大きく、皮も少なく分離しているやつは簡単に皮が剥ける、これの輪切り、オリーブ油、大ぶりの赤唐辛子、肉片を中華鍋に、最強の火気で 一気呵成に煉獄攻め。  海塩、胡椒をパラパラ、豆板醤も、菠薐草の茎部分を投入。  後で葉っぱの部分を投入、水が出て温度が低下。  玉葱、蜆、八丁と赤を適当に合わせた味噌汁がうまくできた。  フジ子・ヘミングの無窮、壮大、典雅、峻烈を聴く。   想わず演奏者の、壮絶な人生を想ってしまう、サウンドの端々にその片鱗を探してしまう、希有なひとり。  即興のオリジナルをとても聴きたい気にさせる、お方である。   練習をしない、ウォルター・ギーゼキングを想った。   明日、CDを探そう、そしてミルクティーを炒れて酩酊。  サキ/ ザ・ベスト・オブ・サキ/ サンリオSF文庫と、ロアルド・ダール/ あなたに似た人/ 早川書房を取り出す。  気にかかっていたあたりをめくり、新しい発見に似た喜びを得た。  文体ではなく、レトリックを楽しむ。  しかし、田村隆一の文体がひたひたと浸食、浸透するのを防ぎようがない。  狂おしい春雷、とても激しく気まぐれな大気の移動の頃は、ラテンが聴きたくなる。  徒労、鬱屈した ・無用のエモーションの燻るジャズは避け、レゲエを取り出す。  Bob Marley & The Wailers。  乾いた光輝の照射、松林を抜ける風を想う。

2002年3月10日日曜日

定刻の帰還、100万光年の彼方の第七銀河の作戦地からの速やかにして、唐突の極み。  失礼千万の仕打ち、納得やら感謝の記憶が皆無!の行い。  もっぱら、繰り返されることに於いて、これほどの普遍的なものは、見あたらず。  飽きもせず、ひたすら憧れの想いは、倦むことがない。  事態を知り、世界の一員であることの重責、重力と体のあちこちの筋肉痛を感じるだけの行い、なんとダイナミックなことに想うにもかかわらず、客観的にはばつの悪い様子であるだろう。  目覚めのサウンド、CDは 未だに定まらず、あれこれ試している。  打弦は脳天に響くし、和声はいっこうに朝陽が射してこず、弦楽はキックが不足。  Ives,Charles/ SYMPHONY NO.1/ MICHAEL TILSON THOMAS/ SRCR8519  “ヒューヒュー”と渇きに満たされた不思議な安心感と寂寥感の大気に覆われた、奇妙な優しい懐かしいさまざまな想いの遠い日にワープする、いつでも……、を試す。  ところが、 微熱や悪夢の発症の際はとてつもなく、ぴったりの寂寥の荒野が出現する。  普段は、100光万年の彼方、第7銀河からの帰還は平成になされ、なかなかすばらしい。  休みの朝食は楽しみである、前の日に準備しておいたフランスパンを斜に切り、柔らかい ガーリックマーガリン をサッと押し付け、オーブントースターに。  ポットにダージリンを山盛り2杯、頃合いを逃さずよろこびのカップへ。  フルーツトマト を三日月に切り木の器に、フライパンで焼きサラサラにし詰め直した Sel Marin de Guerande - フランス ゲランド産天然海塩 をぱらり〜*。  未だ活動が半ば、起き抜けの真っ新の頭が少しずつ 、ゆっくりしっかり覚醒するのを愉しむ。  パンの耳を刻み、空中テーブルの竹で編んだ皿に入れる。  きっと椋鳥の番がやってきて、縁に掴まり順についばむ。  弾き飛ばした破片は、雀が乱舞して追いかける。  不思議な光沢の、くすんだ羽根の色を飽きずに眺める。   椅子に寄りかかり、努めて遠い日のことを想い、Jaco Pastorius/ Who Loves You? A Tribute To Jaco Pastorius/ VICJ-60185 を聴く。  鬱屈感が皆無で憂愁が覆う。  たなびく紫のもやの中で、誰かが草原にたち呼んでいるようでもある。  風切りと呼吸の音が奏でる。  正直な切ない想いがわき起こる。  が、全世界への不条理への闘争心がふつふつと頭をもたげる。  こんな気分の時は、バイシュクルで風を切る。  しっかりした捕捉、外殻、対地のウィルソンの靴を履き、Eddie Bouer のブレーカーを着込む。

2002年3月13日水曜日

砂浜にうち寄せる潮騒、飛沫の音で始まるゆったりした沖縄島唄で、目覚める。  堤防の上に並び、腰を降ろし、またあぐらをかき、のんびりと潮風に吹かれ、日没を見ている。  多くを語らず陽に焼けた頬に 、鋭気が満ち・自信が滲んでいる。  寂しい雲が緩慢に光彩を脱ぎ、体をよじりながら無彩色に囚われるのを、じっと眺めている。  風の中で、キラキラした光の眼が語る、『 …*、 ………* だったそうじゃ。』  嘉手刈 林昌/ 失われた海への挽歌 / TECX-28062  長い休暇の ガーリックマーガリン が焼ける匂いの朝は、島田璃里/ サティ・ファンタジー第2集 ♪ で目覚めたい。  一切を断ち切る想いが、個々の一音に込められているようだ。  深い紺藍の海底に、ゆっくり錘を降ろすような静謐と明晰に覆われている。  春先の閑静な住宅地の路地、濡れた石畳をコツコと寂寥を背負って辿る古人の吐く息のようでもある。

2002年3月20日水曜日

The Boyoyo Boys/ Jit Today */ CD 5036、SPRIT OF THE EAGLE/ ZIMBABWE FRONTLINE ( VOL.2 )/ V 2-91410 そそり立った真っ新の律動。  前のめりに、打ち出される新しい躍動。  一切序奏、無用の展開などのない、むき出しの生命の噴出。  作為や 思惟、叙情などをそぎ落とした、円熟、賛歌が充ちている。  ボイスで秩序を食い破る。  つんのめるポリリズムのうねり、繰り返しがホンマに快い。  感興よりも先に、サウンドの礫が、ビシビシ弾けてぶつかってくる。  Soweto/ The Indestructible Beat of Soweto 剥き出しの情熱、真摯な表出、ヨロコビのコーラス、浪花節風の味わい深い畢竟の渋いボイスこれは稀なる傑作である。  前のめりの5/8拍の疾走は実に心地よい。

2002年4月7日日曜日

菠薐草を食べたいと思い、2束求めた。  産地の書かれた好ましい蜆も。  暗褐色、灰色、黒の泥鰌、ぬめぬめした光沢に感心。  賞味期限の短いブルーベリージャムの瓶も。  存分に、たっぶりお浸しを主菜と心に決めてかかり、しっかり堪能しました。  茹でてからどんどん味が落ちる 、この不思議な食べもの。  おいしくいただくには、毎回作るのが一番。  削り節、シラス、甘辛いソースなどいっさい遠ざけや、ソロに立ち向かう。  火を止めてしばらく蒸らした柳川鍋は、汁が溶き卵とささがきゴボウにきれいに染みこみ、絶妙の歯ごたえでありました。  果汁がひたひたのジャムは、フランスパンに乗っけて、朝いただく。  ナチュラルチーズ - ブルサン アイユ(boursin) - (ガーリック・ハーブ味)も、入れ替わりに乗っけていただく。  対位法的に風雅を愉しむ。  ガーリックパンの焼けた匂いで朝が起動し始める。  ホクホクした感触、清冽の酸の風が吹き抜ける、爽快!。  煮沸の煉獄に落とされ、侵出した灰青の体液で濁った蜆汁に、赤みそと仙台味噌をそれぞれ適当に投下。  これからが旬の新じゃが、玉葱のみにとどめてソロを味わう心がけ。  これもしばらく火を落としてから猶予をはかる。  壁にもたれて風に吹かれ、ちょっとふくらんだ腹を突き出す女優 - 中国緑茶 - 凛。  柔らかくてすべすべした白い腹。  FMでたまたま聴いたToni Braxton に心奪われる。  少年がチョッピリぐずるような声のようなピン!と張りつめた緑のよく響くボイス、余韻が魅力。

2002年4月22日月曜日

アルミの鍋を入手。  φ220mmの一般的なサイズ、厚底、高級?でないがとても軽い、よく見ると寸胴であり括れがある。  蒸し器として使うときに、ぴったりサイズの中底板を嵌める。  華奢なので大事に使うんだ。  蒸しものは未だ考えがない。  煮炊きするに最も適した 、充分な対流を起こす鉄の丸底鍋も欲しいんだけど、重いのでいつも躊躇する。  筍を炊いてみた。  蕗と牛蒡、莢隠元、蛤を入れてみたんだ。  昆布の侵出も鰹粒子も灰汁に粉砕されちまった、別の攻略が必要らしい。  胡麻を炒り、ばちであたり、パラパラ。  1日経ちよく冷え、煮汁をたっぷり吸った褐色は、よい歯ごたえとえぐみを楽しめる。  中底板は、蒸気穴もあり落とし蓋としてとても見事に具合がいい。  盛夏の頃に失せるのでとても残念な、濃厚トマト。  過酷な荒れた土壌での栽培の賜らしい。   この新しい?発想は、手放しにて歓迎・享受・受け入れられぬ。  枷を突き破り激しい思惟で人物の心に迫る、芸術!。  Sel Marin de Guerande - フランス ゲランド産天然海塩 をパラパラ!。  紀州の鮎を、2尾焙る。  銀のパリパリの皮をかみ切りほろ苦い腑に至る。  捨棄しきった高雅、深淵、寂寥がある。  イトヨリのパリパリの皮や、魚くさいむっちり淡麗の白もうまい。  ひと筋の黄の放物 線は、煉獄からの帰還でも痕跡をとどめ、とても偉い。  トマトにも、純白を拒絶した海塩を。  蓼酢で頭からがぶり…*。  ホタテ、エビ、ピーマン、半月馬鈴薯、……を炒めた中華を、バーミャンでまた食べたいのサ。  よく響くラテン 系語、イタリア語、フランス語は風でもあり、音楽でもある。  とりわけ木漏れ日の明るい石畳のポーチの椅子にもたれ、乾いた風に吹かれながら、遠くに視線を投げかけ言葉を吐く光景は、映画を見ているような満ち足りた気分を味わえる。

2002年5月5日日曜日

Angelique Kidjo / Black Ivory Soul/ SICP 120、SalifF Keita / Mouffou/  016 906-2  を入手。  コロコロと転がり、明晰に跳躍する拍、少し掠れた優しい甘いボイス、寂寥が侵出する。  心を奪われ、時間が止まる。  乾いた弦が弾け、鼓が絶妙に打たれる。  全身に電気が走り、ピリピリとそよぐ。  精神が、研ぎ澄まされ、一切が後退し賛歌にあふれた、地平に遊ぶことができる。  感謝の魂が目覚め、生きていることに充足するの さ。  ”とちおとめ”を一箱、4個のパックが収まっている。  \500-。  細長くプッチリした小さな果実が沢山。  皿に盛りゆっくり平らげる、とても甘く清冽な優しさに包まれる。  はかない華やかな香りが吹き抜ける。  Angelique Kidjo の淀みのない、飄々たる快活、天上的受容の余裕、新鮮が迸るエモーションに浸る。  乾いた気持ちが解きほぐされ、憂愁と澄明のキラキラした昂揚にずんずん満たされる。  個にして普遍、希なる新星、いつか失う日々を憂う。  まくわ瓜(キョンシーメロン)が旬である。  これは盛夏を待たず姿を消すことが解っている。  きっと田植えの作付けと入れ替わるのだろう。  もうすぐ日本のさくらんぼが出回るだろう。  菖蒲湯のための深緑を買いそびれた。  赤い茎の 匂いは、一途の悩みの遠い日々の様々なことがらを呼び起こす。  むっとする泥の匂い、懐かしい優しさに覆われた不滅の時間。

2002年5月8日水曜日 

Linux系のメールサーバーなどにTELNET接続するたびに、TeraTermPro 日本語化 のスクリーンがWindows2000のタスクバーの下端に隠れてしまい、スクロールできなくなるので困っていた。  いちいちタスクバーをずり下げスクリーンを掴んで引っ張り上げる。  この類、とりわけUNIXに関することなどは、どんな難題を持ち出しても、涼しい顔でスイスイ難なく解決してしまう師が偶然立ち寄った。  ”今まで解決しなかった難題が依然、皆無だ!”、だからこの定めが破られることのみが心配なのですねん。  新緑の最近は、夢のようなだらだらした朝寝坊を満喫しているであろう、とても羨ましいシッシーさんに、ここぞとばかり悩みをぶつけてみた。  軽蔑されぬように、要点を簡潔にしっかり訴えてみた。  やはりというか、躊躇せずあっさり沙汰が下された、[設定]-[端末]-[端末サイズ] で設定、-[設定の保存] できっぱり、(^o^) …*!。  いつもの驚きに感謝!。  んが、意外なことに、『……俺のTeraTermは小さいWinになってしまっておるのだ……』と宣った。  心配でもあり、ささやかなる喝采でもあるのだが。  そして恥多き怠惰な日々を過ごす小生には、何もできない。  静謐の雨にけぶる木立を眺め、生け垣を観察したり快活に歩く。  太陽は厚い水蒸気の海に浸り、所在が定かでなく進行する我の辿る方角もぼんやりしたものに覆われる。  新しい水滴が浸み込んでくる。  少し冷たい、靴底に穴が。

2002年7月6日土曜日

”フーガの技法”の執拗な反芻、 ゆったりとしたテンポ、曳きずるような弦楽が治まるのを確かめてから、どれ程経ったろうか!。  起きあがる気分がいっぱいになっところで立ち上がり、南東のカーテンを引く。   白い陽が射している。  深山萩、 やや上向きに反りながら真っ直ぐ伸びた枝。  丸い葉はシンメトリー風の調和を保ち、ニセアカシアを想わせる。  スイトピーに似たピンクの小花が風に ゆっくり揺れている。  冷蔵庫まで歩き、”フランスパン風+ガーリック”パンを取り牛刀でザクザク切る。  オーブントースターからいい匂いが流れだし、テーブルを伝い鼻を擽る、腑を煽る。  大きめの漉し網、 精緻な勘合、揺るぎない蓋の常滑焼き急須にダージリンを山盛り2杯 。  待つのももどかしく、いそいそと、目の高さから大ぶりのマグカップに褐色の熱きものを滴下、少し泡立つので空気が溶け込み美味しくなるのだと思い込む。  おつゆたっぷりの珍しいブルーベリー ジャムを掬い、香ばしくて熱いパンに乗っけ、”がぶり”と頬張る。  Rondele - ガーリックとハーブ入りチーズを乗っけ、またがぶり。  卵を直にフライパンに落とす、胡麻油のいい匂いが飛び散る。  白と黄が混ざらず沿線を描き領分を競う。  黄の濃厚と白の淡白を愉しむ。  海塩と砂糖の粒をパラパラ〜*。  醤油で少しばかりのコク?を。  固茹でしたブロッコリーは、マヨネーズではいささか不満があり、さらなる味付けを考え中。  4つ割りの茎の歯ごたえがよい発見だった。  ブラームスの和食ハンバーグ的のソースがあれば最高!。  サワラを焙る 、またしても堅く締まったものになる。  これは、なんとかしたい。  雨続きで木イチゴの甘みが薄い。  笹が一斉に。シュッ…*とした薄黄緑の頭を林立させたので少し驚く。  夜は、蜆たっぷり、大きな玉葱、豆腐の味噌汁。  和歌山の鮎を焙りほろ苦い腑を愉しむ。  1999 CHATEAU HAUT MEDOC、明日、ねっとり気分昂揚のいいにおいのローズマリーを買おう。  日曜日の昼下がり 、寝転がっていたらインターフォンに呼ばれた、くろねこヤマト便で大きな包みが届きました。  大きなスイカは、とても甘くて美味しい、郷里からの励ましはありがたくてお腹も、心も満たされる。  3/4は、冷蔵庫へ。  『スイカ着いたよ〜*』の便を 、年賀はがきで書いた。

2002年7月29日月曜日

100万光年の彼方、第七銀河の小さな星の拠点での作戦を終え、帰還したばかりで未だ挺身している己を認め、すぐさま立ち上がり、地上に立つ。  日曜日の朝は特別である、まず天候のこと を気にかけ、食べたいものを考える。  朝、ご飯を食べなくなって久しい、20年以上は経つような気がする。  きっかけはあやふや、山に釣りに出かけるようになった頃は 、既にパンやコーヒーであった。  その頃、地平線を這ってくる白黄の光は、そのまま窓をすり抜け部屋の奥深くを照射した。  寒気が満ちた静謐の床に、清潔な目映い帯が長く延びた。  今は初夏なので、昆虫の合奏やユニゾンの波が窓を打つことも 、小さな吟遊詩人達が詠唱することもない。  野鳥の来訪、囀りや跳躍も、新緑の頃から陰を潜めた。  パン屑よりもすばらしいものがたくさんある、山野に出かけているのだろう。  前の日に、美味しい気に入ったパンを準備した朝はすばらしい。   幸せなよろこびの朝は、音楽を聞く余裕も出てくる。  森永-アロエヨーグルトや、ガーリックフランスパン、Rondele-ガーリックとハーブ入りチーズ、おつゆたっぷり無添加-ブルーベリージャム、ダージリンを炒れたポット、2つに輪切りにしたキューイフルーツ、冷たいリピュア、グレープフルーツを2つ輪切りにし 、両掌でギュ…*!と押さえて絞ったジュースを入れた、大きなマグカップなどを机に並べる。  うまく焼けたガーリックパンのすばらしい歯ごたえをサクサク!、バリバリ! 、湛える。  冷ややかと熱きもの、峻烈と甘美、ホクホクとねっとりを確かめる。  キューイフルーツは皮を 剥いて食べていたが、グレープフルーツ用のギザギザスプーンで掬って、あんみつのサイコロ 寒天と一緒に口に運ぶと清冽と甘美を楽しめる。  夜はプチプチの讃岐うどんの冷たいの、若狭の小鯛の笹漬け、金目鯛の開き、小ナス漬け、冷や奴。  金目鯛の開きは焼きすぎぬようにし、腹びれの部分のほろ苦い宝石を愉しむ。  カワハギのお造り、肝付きを激しく欲した。  最近、0S/2〔ドラえもんのポケット≒J-pocketから取りだし大事に愛用しているVioce、= (^。^)=(^ ^)=(゜。.゜)=〕の頃から親しんだプロバイダーを解約してしまった。  もっと早くそうすべきだったような 気がするが、長い間なにかを曳きずっていた。  msnを止めた時もそうであったが、右も左も解らず手探りで、しかも粋がるばかりの未熟な恥多き自分の姿が鮮明に甦り、サポーターへの不躾な言動を想い起こす。  要を得た言葉少な目の、大陸的なとしか言いようのない鷹揚な言葉と静謐の背後に潜む揺るぎない自信をひたひたと感じ、憧れ、姉達に大いに元気付けられたことや、またちょっぴり冷ややかな圧を感じ、激しく高揚していたことが想起する。   解約メールの末尾に、『……。  長い間たいへんお世話になりまいた。 (;。;)』と書いたんだ。

2002年7月30日火曜日

ホームページの引っ越しなどで、HTMLファイルの編集を行った。  *.htmlや、*.htm、*.css、*.jsファイルなど多数・さまざまな場所に記述したURL(任意テキスト)の変更をホルダー、サブホルダー丸ごと一括処理できる優れものを見つけました。  TextSS  は、”複数のHTML&テキストファイル内を一括置換”できる。  ファイルをいちいち開かなくてもよく、夢のようなことをやってくれる。  TextSS(フルセット版) 3.10 TSS310F.LZH / 2,095,118 Bytes / 2002.6.29 を使用してみた。  操作は実に簡単!、結果はGood、…* とても、すばらしいぃのだぁ〜*。  (0) 任意のホルダーに保管した、TSS310F.LZH を解凍・展開してできる”インストール方法 - フルセット版.txt”を読み進める。(※:”TextSS.CAB”を自分で勝手に展開するとエラーになる。) インストールを完了!。  (1)【スタート】-[プログラム]-[TextSS]をクリックで起動。  (2) [置換ファイルリスト]-[フォルダーとファイル選択]で対象フォルダー、ファイルを指定する。 -[一括置換リスト編集]で ”変更前と、変更後のURL”などを(複数)設定、[保存]する。  (3) [置換開始と結果]-[置換方法を指定]で、[v] → [ ]非書き込み置換とし、本番!。 [置換開始] - [はい]  (4) テキスト変換されたxxx.htmlや、変換前の xxx.bak が生成されるので確認する。  [置換ファイルリスト]-[フォルダー内 *.bak 削除]で、不要になったxxx.bakを一括削除できる。  詳細は、【スタート】-[プログラム]-[説明書]で。  鮎を焼く、1尾だとほんの少ししか 、食べるとこが無い。  蓼酢は不思議な新しい味で、清冽と懊悩が対位法で吹き抜ける。  デパ地底の炒飯セットはサラサラして、奥深く潔くとても美味しい。  ザル豆腐、茗荷、小茄子、ウーロン茶。  リピュアは手に入らない。  あんみつにキュウイをたっぷり、夏、…*。  深層水を沸騰させよく冷やし 、ゴクリ!!・…*、飲む。  地底人になってしまって、とんでもない発想ができるといいなぁ、…*。  バッハの弦楽が送出する、目眩くしなやかな対位法の風や渦流を浴びる、深海にゆっくり錘を降ろしていくような、安堵に包まれる。  時空を越えた想いがきっと脳裏を掠め、絵巻がするすると拡げられていく。  頭上を垂下するギラギラの熱線、思考回路がショートしそうな屋外での遊びに飽きて家に還る。   蝉の降雨、白い砂利道、松林を越えてやってくる海洋風が地平を掠め、あらがいながら倦まず波打つ稲。  根無し草になってしまいそうな、濃密な時間。  裏に廻ると夏みかんの 白い花、木立の陰に、アゲハチョウがゆらゆら巡航しているのを認める。  冷水の流れの中にトマトやまくわ瓜が浮かんでいる。  夏の楽しみはこれにつきる。

2002年8月3日土曜日

カナブンが飛び立つところに遭遇した。  垣根の頂きで定型の堅い羽根を2枚ゆっくり広げ、その下の褐色の薄い羽根を激しく羽ばたき、勇ましい羽音を立てゆっくりふわりと離陸する。  滑らかなエンジンでもあり、何かの発表のようでもある。  思いがけないゆっくり、堂々とした落ち着きはギャラクシーの離陸を想わせる。   子供の頃ならきっと我慢できなかったであろう!、叩き落とす爽快を堪えて、羨望の気持ちであれこれ想いを巡らし眺める。  充足、安堵の紫の空に飛び立って往くのを見届けたが、懸命に持ち上げた定型の殻がシルエットになり西の空に溶け込んでいった。  全体が方形であり同様の小さいのが頭である。  ペンペン 草のような触覚が前屈みに垂れていて、全世界を憐憫の思惟で睥睨していると想われる。  オリエントの光沢を放つ堅い殻は、重圧を担っている。  乾いた澄明の浸透を保ち、一切を弾劾するようでもある。  とても不思議な感興を残していく。   圧倒的に想えた揺るぎない存在感は跡形もなく失せてしまう。  柳や林檎、水楢の幹に穴を穿つ縦縞のかみ切り虫も、固い触角をピンと立てて滑空する。  かれらは、 巡る季節の衝動と生殖の輪廻の中をまっしぐらに突き進んでいる、自信と悲壮、諦観に充ちている。  自由な飛翔を軽々と自在にやらかす dragonfly(蜻蛉)は、時間とともに徘徊し、停止、急旋回、滑空を見せるが、どこか信用できず好きでない。  どこか辻斬り、掏摸、置き引きを想わせるところがある。  特に、スー……ッ、スー……ッと 、スライド・ワープするところが気に食わない。  傍若無人というよりこれ見よがしに・確信犯の風体で、目ばかりの頭を360°回す場面などに出くわすと、腹立たしさがこみ上げる。   その動機が理解の遠くにあることが、悔しいのかも知れぬ。  蓮池で見たアメンボの超越的水上散歩 、全世界を鼻にも引っ掛けない悠々たる・伸びやかな自然体に、感じた苛立ちと似ている。  蜻蜒は、トンボでなく超高層を義務と哲学、計画で巡航する重爆撃機、B52である。   鬼、金、銀の王が棲んでいるあたりは、大理石の宮殿があり直方体がたくさん鎮座していた、静謐の孟宗竹が細い道に覆い被さり繁茂していた。  羨望でもって見上げるばかりであ り、手にした手網では届かなかった。  ヒラリッ…*、ヒュンッ…*と弧を描き、飄々と何事も無かったように、決して手の届かぬところを、悲痛に充ちた影を帯び 飛翔し、往ってしまう。  断ち切られた想いを残して往ってしまう。  うす皮・にら入り・充実野菜餃子 はいろんな野菜がたくさん入っていて、さくさくした歯ごたえ、さっぱりとそして豊饒で奥深い味わいが楽しめる。  アンサンブルの和声・調和が弾ける。  ピンクのグレープフルーツを 真っ二つに、両掌で挟みゆっくり押しつぶし、はみ出た房は切り取る、獲得した果汁と房をゆっくり飲み干す。  喚起力と密やかな生活の喜びがある。

2002年8月5日月曜日

NetscapeNavigator4.xでのみ、読み込み中に停止するファイルがあることに気づき、原因を突き止め解決した。  JavaScriptの開始タグが抜けていた。  これだけで、停止してしまうブラウザは困ったことだ。  Internet ExplorerやNetscape6.xではこれを引き起こさない。  だからJavaScriptかCSS周りだろうと見当を付け、HTMLを眺めていて気が付いたんだ。  己に厳密であり融通が利かない、調和性に欠ける、こんな ことにはならないようにしよう。  リピュアの2リットルサイズと、プチプチ讃岐うどんが入手できたので満足。  リピュアはウコン、あしたば、ガルシニア、くこ、大麦、ジャスミン、はと麦、ハブ茶、プーアール茶など が原料と書かれている。  なにより一番好みの味だ。  心配は、店頭から消えること。  プチプチ讃岐うどんはセブンイレブンで見つけた。  縮れたプチプチ、ごまだれと醤油だれ、擦り生姜、ねぎ、空けやすいケース、 濾しスープ?、これらが全てすばらしい。  休みの遅い昼食や軽く食べたい時などにはぴったり。  コチ(鯒)を求め、 程よく薄く削いで酢橘醤油、大葉(青紫蘇)、茗荷で頂く。  蜆は産地で大きさや殻、味が違うので愉しみがある。  対馬海流が洗う日本海の入り江や 、北の最果てなどの葦の群生する寂しい地に、大きなしっかりした丸々したのが棲んでいるようだ。  酸っぱく、ほろ苦い飴色に近い高菜漬けは、なんとも自然に優しく食欲を喚起してくれる。  疾走するフーガ、対位法を編むアンサンブルは暑気払いになる。  部屋に籠もっていると閉塞感に襲われる ことがあるが、この揺れ・たゆたうドライブ感、変幻自在の展開をうつらうつら聞いていると、たちまち宇宙の旅に堕ちてしまうんだ。

2002年8月6日火曜日

”フレッツADSL - 8M” が開通できた。  NTTに電話で申し込んでから、10日足らずで最短、順調に運んだようだ。  使わなかった”FLET'S接続ツール”や、工事連絡なども余裕をもって届きました。  モデムは、申し込み完了直後から探し始め、Aterm/ フルレート8M対応ADSLモデム内蔵ブロードバンドルータ PA-WDR85FH/CE/ 仕様 (※:フレッツADSL - 8M認定マークは、申請中らしい。)を買っておいた。  フレッツISDNからずっと愛用しているAtermは、これで3(世代)台目になる。  大型店には在庫が無く近所のPCショップで取り寄せて貰った。  それぞれ代を重ねるにつれスリムになり、ガウディの直立する2枚貝あるいはたっぷり太陽風を孕み喫水を上下させる頼もしいヨットから、ついに冷徹・寡黙・静謐なモノリス、屹立する黒プレートになってもた。  自宅の回線状態(線路長や伝送損失)を3つのキャリアーで調べてみた。  NTT東日本フレッツ > 線路情報、タイプ診断 で調べると、◇線路条件 ○線路距離長(エンドユーザ〜NTT収容ビル) = 2.5Km、○伝送損失 =  39dB と出た。  下り伝送速度、約3Mbps らしい。  イー・アクセス/8M・1.5Mエリア判定 >エリア判定 > (Let's距離判定) では、電話局からの距離は、1/1000地図での”ピンポイント”測定、道なりで1.8Km であり、分布図 から下り伝送速度、約4.6Mbpsと想像できる。  アッカ - 伝送損失によるおすすめサービス判定(NTTデータを使用)では、下り伝送速度、約3Mbpsと想像できる。  (0) NTTから、”こりから回線をISDNからアナログ回線に切り替えますよ、よろしいか?”、旨の電話連絡を受ける。  環境がADSLに切り替わる前に、予めISPへの、”ワシ、フレッツADSL”にコース変更するもん祢〜*”、との連絡をきっちりWebから済ませておくのじゃ。〔 〔`。´ 〕かみたいに、忘れたことに気が付いた場合は、早速近所のPCショップなどからこっそり、悠々と素早く行うのだぞ〜*。 (^.^ ;  〕  (1) WarpStarに添付のCD-ROMから、”らくらくアシスタント”をセットアップする。  ※:Windows2000の設定やNTTから送られてきた”FLET'S接続ツール”は一切手を付けない。  ”らくらくアシスタント”に全てを委ねる。  (2) 洗練 さをどんどん増していく”らくらくアシスタント”画面から、USBポート設定を行い、USBケーブルを接続する。  (3) ローゼットからADSL回線ケーブルを接続、”らくらくアシスタント”画面からガイドに導かれるまま、回線とWarpStarの設定する。  同様に、インターネット接続〔ISPへのログインIDやDNSアドレス、パスワードなど〕を設定、保存。  (4) これで完了、たちまち夢の ような素早さでWebが現れ切り替わり動き出す、あっけにとられる。 (´○`)

2002年8月7日水曜日 

つと我に返り、昼食を摂ってなかったことなど、我が太陽は真上にあることを想い、とりつかれたようにふらりとバイシュクルに跨り、ちょっと出掛ける。  なんだか、いい風が〜*、 (^ ^)。  (5) IT網への接続はInternet Explorerのオープンで自動で行われWarpStarの操作は不要、操作はタスクバーのアイコンから。  WarpStarの内蔵モデムの状態〔ADSLラインメーター〕 を見ると、上り回線最大/リンク速度=1Mbps/0.86Mbps、下り回線最大/リンク速度=8.2Mbps/4.6Mbps であった。  地図でのピンポイントロケーション特定が効を奏し、イー・アクセス/8M・1.5Mエリア判定 が的確である。  アースを取ったり、ノイズ吸収(≠排除・除去)をやれば、更なるスピードアップが可能かも…*。  アナログ回線だから、それなりの知識が役に立つのですわ。  FTPに問題が有り、Internet ExplorerによるFTP では一部のプロバイダー(依然ファイルサイズ・数などの負荷に弱いISP)を除けば可、FTPソフトでは8.2Kb以上のファイルが全てのプロバイダーで不可。  どこかにボトルネックがあるのだと考え、 Windows2000でMTUサイズを調整する と、Windows2000でRWIN値を設定する を実施したらFTPソフトでも可となった。 〔レジストリーに書き込む値はここでの値が一番!。〕  これは、後でファインチューニングとしてやろうとしていたものであったが、どうやら必須らしい。  これを調整(有料)とゆうてる輩や、パッケージソフト・ツールもあるようだ。  (^ ^)。  関連情報 : ADSL+MTUで検索、IBMホームページ・ビルダー - 2001、6.x - FAQキーワード検索:ADSL に、”ファイル転送メニュー”の、ADSL時の設定手順 がありまっ…*。  8MbpsオーバーADSL、事前に知っておきたいこと、NTT東日本、秋をメドにADSLを高速化、ノイズフィルター、DMJシリーズ、アミドン  鱧の湯引き、大ぶり蜆・玉葱・若布の合わせ味噌汁、鯒の削ぎ切り、赤飯、らっきょ、茗荷、固茹でブロッコリー、リピュアなどを机に広げる。  鱧の湯引きは味が無く、細やかに丁寧に断ち切られた骨の歯ごたえ、開花した白を愉しむ。  赤だしとの合わせ味噌、玉葱、若布はシンプルな奥深く簡素な潔い風味を目指す。  扁平の浅底のズック靴を買った。  かかと周りにエッジが当たる。  地面に近くて快適、爽快、軽快。  何年か前の短い夏休みに高原の湖水で毎日ボートを漕いでいたら、力を入れて突っ張っていた箇所に穴が空いていた、あのズック靴、……。  プランクトンで生息する姫鱒ってどんな歯ごたえ、味なんだろう…*。

2002年8月9日金曜日

角の”MINI STOP”でカルビクッパと赤飯を、駅前スーパーの地底で”金目鯛のお造り”、茄子の漬け物、野菜餃子、ざる豆腐などを準備する。  クッパと赤飯に電磁波を浴びせる。  プルプルした半透明のものが溶解し、クッパの器になみなみと汁が出現している。  コチジャンが辛くて華麗、果敢、精妙、大陸の奥深さ懐の深淵、寛大など、さまざまが溶け合い混じり合い、新しい饗宴が繰りひろげられる。  おおいに感心、得心、満足する。   満たされたものがきっと併せ持つ、再びこれほど満たされることのない予感・絶望が既に芽生える。  新たなる野望めいたものも!。  野菜餃子の焼き完成時の音 ・『チリチリ……。…*』にはいつも気を付ける、滅多に成功しない。  絶妙の成就時間は極めて限られている。  金目は、とろりとして淡麗、ねっとりとした情熱が通りすぎる。  青じそ(大葉)、茗荷、千切り大根などいろいろと味わう。  大きな碧紫と白の茄子は斜に切り、薄黄土色に明るい灰白を刷毛でサッと描いた萩焼き皿に盛り、パクパク口に放り込む。  何時でも懐かしい旨み、サクサク、キシキシした歯ごたえを噛みしめる。  リピュアでどん欲を漱ぎ、草原を渡る清風を飲む。   ピンクのグレープフルーツを、真っ二つに断ち、掌に挟み力と思惟を込めてジュワッ…*と、果汁を取り出す。  キューイも真っ二つに断ち、グレープフルーツやうのギザギザスプーンで掬って、 思惟のこもった清冽の淵にどんどん参加させる。  青磁風の薄い広口器から、グビ…*グピ…*いただく。  たちまち車山のカラ…*・カラ…*・涼しい風が背後から吹き抜ける。  体が芯 から冷えたようなので、ダージリンを炒れる。  この褐色、赤みがかった澄明は、魔力があり自らは近寄ってこないが、白い棚の高いところの固く蓋を閉ざした缶から、見えないアルカロイドを放ち、怪しく高潔に誘う、猫と同じである。  いつも人物を睥睨し支配する王であり、うっかり道で会ってもちらりと認め 、ちょっとばかり立ち止まり見届け、スタ!スタ!旅をお続けになられる。  あるいは気が向いたときは、塀の上を軽い身のこなしで先導してくれることもある。  食事時以外に、呼んでも来るようなことはさらさらなく、 世界の王として人物を変幻自在の声色・見えない力で操り、鼓舞する。  指導さえするから油断ならぬ、日頃のこちらの心構えが実に肝要なのだ。  暫く疎遠になった と安堵した平穏の日々をむさぼっていると、想いも掛けず外壁に沿ってゆっくり現れ、体を擦りつけて寂しい目で真っ直ぐに視線を送る。  訴えかけるような目で人物を見ることは希であるが、咄嗟にちょっと拗ねたような後ずさりした構え、瞠った大きな光の丸いものから真っ直ぐに発した視線は忘れられない。

2002年8月11日日曜日

先日Windows2000のサービスパック(SP3)が リリースされた。  当然セットアップをする、数分で完了(SP2からの場合?)。  ひとつ気が付いたことがある。  Officeのあるソフトで、目的のファイルを開く速度が速くなっている、 (^ ^)。  このきびきびは、いつものことなのでたいへん嬉しい。  考えと行いが澱みなく自然に運ぶことは、気分的にも大切なんだ。  【……】-[ファイル]-[開く]-【ファイルを開く】-[ファイルの場所] : ホルダーを選択・展開する。  この、”ホルダーを選択・展開する。”のが速くなったのですねん。  これは、気に掛かっていたので解った、未だ気が付かない部分の発見は要観察。  ファイルの探索・展開が短時間で行われることは、ディスクの機械運動時間の減少であり延命に関することであり、OSの最重要生業であるから、これが健全であることはたいへんよろしいのだす。  DM6-2-H を付けてみた、極くわずか改善されたようだが、経時変化量と区別ができぬ程度。  DM6-2-100K〔高周波・中波ノイズ、近距離向け〕 は、逆効果であった。  高放射電力を誇るCB無線車が通りかかることもかってないので、無駄だったかも、知識は得た。   特に夏の休日は早起きである、凍てついた冬はこうはいかぬ、昼食が待ち遠しい生活はすばらしい〜*。  竹の葉に朝日が射しキラキラ輝く、 ゆっくりと南の海洋で風が生まれ、松林をすり抜け丘陵を駆け上がりやってくる。  細枝が倦まず・懸命に風と抗する会話、しなやかな黄緑葉の乱舞やそよぎを眺める。  昼過ぎからの 白い大平洋風は、いっそうの暑気をもたらすが、早朝の南風は嬉しい。  前の晩によく研いだ牛刀でガーリックパンを断ちオーブンへ、ブルーマウンテンを挽き、ブロッコリー の固茹でを開始、牛乳をコップに注ぐ。  固茹を美味しく頂けるソースは未だ発見できず、(;。;)。  いろいろ試してはいるのだが、マヨネーズだと……効果が薄れるか らな。  耳付きの濾紙の縁を折り、ゆっくりじわっ…*と沸騰を浴びせる。  直撃のアロマが立ち上る、どこかでカチリ!と、鍵が開かれる。

2002年8月15日木曜日

炎上する丸いもの、直視でいない眩しいものが激しい働きを終え、穏やかに西方の山端に溶け込む頃、気もそぞろになる。  きっちりとした軽やかな底の頑丈な靴を穿き、バイシュクルに跨り西方に向かう。  蔓をずんずん伸ばし 樹木に巻き付き、ぐんぐん勢力を広げる夏草、細かい棘がびっしり纏っているものもある。  植込みを覆うが、晩秋にはきっとカラカラに乾き、変色した葉を落とし赤い実を際だたせる。   憂愁・寂寥を感じさせない朽ちていく蔓草、我々を掴まえ荒野への誘いの情熱を放射する。  夕暮れの頃はすばらしい 、今日の充実・終焉・諦め、明日へのささやかな期待を天空に満ち渡らせる。  旺盛なものはすっかり色褪せ、熱きものは冷ややかに、全ての動物体は動きを緩やかに、盛んであったものは大人しく、刺客や殺戮人、強姦者は安息を貪る。  超越的懊悩、動機、反射、疾走、衝突は躊躇する。   総体は無彩色に蝕まれ、沈黙・沈痛に沈む、山端に映え炎上する宮殿は、緩慢に変化を遂げ天空に吸い込まれていく。  台地の西斜面を緩やかに縫って降りる道、ニセアカシアの大木が覆い被さっている。  ヒュー〜*・ヒュー〜*、ボォ…*・ボォ…*、シャー…*・、シャー…*、エンジン停止、ゆっくり加速しつつ下る。  風斬り音、耳元の渦流音、車輪の回る音、通学の楽しい会話がすり抜けることも。  『おうっ …* (^ ^) 寒いか?。  元気か、おまえ!、…*。  どうしたんだよ *〜〜 ちゃんと……ってんのか?。  あんたんち …… あるんだろう?。  無いよ、…… マンだもん。 (^.^ ;)  だるいっしょ〜〜*。  どうよっ!、家庭教師?。  …… 学だって。  いい奴なの?。  ……って言うか、わりと面白い話で …* ♪└|∵|┐♪┌|・.・|┐♪ ……!。 』  ゆっくり弧を描き降下する楽しい静謐の旅は、喧噪の街道 にぶつかり、あっけなく終わる。  欄干に脚を停め 、澄んだ水量の少ない流れを見下ろす。  ピーチ色に覆われた川面はキラキラ眩しいものを反射し、満足げに見える。  ふと涼しく感じる風があると、体の露出部分から季節が浸透しスリ抜ける。  CDショップ、TOWER RECORD は駅ビルの5階にあり、ゆったりした少し高めの長いカウンターを構え、軽い身のこなし落ちついた物静かなスタッフ達が働いている。  表情が豊かな人物を見ると、気持ちのリフレッシュが起こる。  思わぬいいディスクに出会えそうな気が起こる。   還りは、たいてい真っ暗、人工照明の氾濫・疾走・洪水。  斜面をゆっくり漕いで登る、頂上できっと汗ばんでいる。  つんのめるそうになり、ハッ!…*、とする。  出掛けに一瞥を呉れ、納得とも憐憫とも、なんとも思慮深いお顔ですれ違った、ΘΘΠΠ〜は、もうそこにはいない。  = (^。^)=や、=(・。.・)= が,精力的に超越的意欲にはち切れんばかりに、駐車場の砂利を蹴散らせ、路面を引っ掻き疾走する辺りは、とても静か。  彼らの夜会は、白い三日月が西空に傾き、新聞配達のバイクが、ドコ!ドコ!走り抜ける頃なのサ。  

2002年8月18日日曜日

小雨降る朝は、なによりも静謐なのがよい、きらきらしたものが無く、精神が収斂していくのが解る。  沸き立つような擾乱、思惟は湿った地面に懐抱され、世界は押し黙っていく。  ネコたちは足先が濡れるからじっと蹲り、思索にふける。  遠くのゆっくり曲がったトラックを過ぎる車輪が 地面を打ち付け、ユニゾンと化したサウンドで幾筋かの軌跡を残して北方に走り去る。  何も考えない空白の時間、ブルーマウンテンを挽き、リピュアをカップに注ぎ、ガーリックパンを切りオーブントースターへ。  輪切りのグレープフルーツを掌で強く押し絞りジュースに。  青磁風のコップには末広がりの脚があり、すっくと聳える。  体の内から外へジンジン熱くなる、いい目覚め。  Rondele - ガーリックとハーブ入りチーズとひろさきや - 山葡萄&ブルーベリー、牛乳、アロエヨーグルトを冷蔵庫から取り出す。  いいにおい、歯触りのパンをゆっくりと口に運ぶ。  苦くていいにおいで気持ちが昂揚、充足させてくれるコーヒーはすばらしい〜*。  ブロッコリーの固茹でがうまくできて嬉しい。  沈潜、 鬱屈、内攻、摩擦、燃焼するジャズは朝には聞かない。  跳躍、推進、拡散、躍動するアフロポップを聴く。  リピュアの2リットルサイズを箱で入手できた。   お昼は蜆の赤だしを作り、鶏魚・イサクのお造りにライムをたっぷり、茗荷を刻んでシャキシャキを愉しむ。  赤だしに固茹でのブロッコリーの短冊茎をトッピング風に加える。  いい歯応えの鮮やかな緑と赤だしは、口の中で解け合って新しい納得のいく味。  冷奴は特別の醤油を冷蔵庫から出し、茗荷を乗っける。  飽きることのない変わらぬ精妙にいつも感心する。  ねっとりしつこい白は珍しく清冽な表情を発揮、晴れ晴れ解放がありすばらしい。  ダージリンを炒れ、ワンポントロゴのマグカップを机に運び、本を開いて 活字の森を散策する、そしてたちまち眠くなり、ふと気が付くと午睡に墜ちておった。  ビル・エバンスを聴くといつもこうだ。  エバンスはたいてい、急に思い立って聞くことがほとんど、好きではない ・食わず嫌いでもないが、たまに聞きたくなる。  気持ちとしては試しに聴いてみよう、きょうは気持ちに余裕があるから。  好きになれない己の感性を確かめ・見つけるためでもある。  こんどこそは、片鱗でも感じよう・掴まえようと、前向きに向かうんだ!。  たいてい成就しない不感症のサウンド、青白いエモーションに辟易するのだが。  

2002年8月19日月曜日

恐らくCDを手に取り、懐き期待し・求めているものと、サウンドから生成・提供されるものが、大きく隔たっておるのだろう!。  それは間違い無く・論を待たないが、その”違い・隔たり”自体が明白でないところに、引っ掛かり・悩みがあり・興味が生まれる。  ”?”、への興味・惹きつけてやまない情念は、全世界の普遍。  おっ!、(゜∇゜)これはこれは、いいじゃないか!。  という、衝突の衝撃から生まれる、”ヨロコビ・快感”、あるは”アドレナリンの噴出”、思いがけない思考回路の近道発見に似た感動を探している。  耳慣れず”不可解・不思議な音楽Jazz”、おやっ〜*、なんかいいぞっ!、と初めて感じたのは、ずいぶん前・何十年も、であるがつい最近のようでもある。  チャーリー・パーカーやアート・ペッパー、ソニー・ロリンズで もなく、あれは、なんだったんだろう!、今でも悔しいのはJazz風Bachからであった気がすること。  即ち、未だJazzの面白さをサウンドからしか受け止めていなかった。  そのあとは、よく解らず混沌とした気持ちで、ジャッキー・マクリーンを聴き、……があり、そして”Donte”に毎夜通い全身でフリー・フォームJazzにズッポリ!。  客観に満ちた抽象体、サウンドが個々に受容され、めいめいの思惟で形を持ち、何時しか主観を帯び感動を呼ぶ、音楽。   活字などの情報でこれは良いかもしれぬ、いやそうに違いないと想った・感じたものは、”我慢して”聴き込む姿勢もまた大事であるとつくづく想う。  敗北のようであるが、挑戦だとも・実験だとも言えるんじゃないか!。  もちろん俄に、いわゆる”名盤”だったとしても、あぁ〜*グッと来た、なんとすばらしい!、と感じることはない。  きっとその類は、すぐにつまらないと感じ・自己嫌悪にさえ、そして遠ざけるんだ!。  飽きないようにわざと、遠ざけるこ ともあるんだが。  ある日突然それはやってくる、だから面白い、実に魅惑に満ちておる。  この個人や気分による違いは、直視出来る映像・客観とは、少し様子が異なる。  違いを生む一番大きなものは、個々のこれまでの音楽体験 やそのときの気分・調子。  良い結果が得られなくて、なんだか、がっかり…*。  夜はメバルの一夜干しを焙り、ライムをチュッ!、…*。  高菜のわさび漬け、キュウリの糠漬け。  トマト。

2002年9月1日日曜日

Microsoft Office XP Service Pack 2/JP436457 - [OFFXP] Office XP SP-2 で修正された問題の一覧 をセットアップした。  SP1からのセットアップだが、インストーラーが『対象のソフトが見つかりませぬ。』と賜う。  試しにSP1を再度セットアップを済ませてからチャレンジすると、やはり 目的を遂げることができた。  こんなことがあるから、適度なドキドキが味わえる。  そして、別のいい汗の噴出することで、ドキドキしたいと想う。  碁盤目の住宅地の道を対角線・ジグザグに辿り、”パルテノン神殿”向かう、そこには梟のような顔ふわふわの長い毛、大きな白いねこ(チンチラシルバー)が、窓際の床や椅子などに、『どたー』と君臨している。  顔を見ようと近寄ると、ぷいっ…*と 、うさんくさそうな風体で、ゆるりと場所を移動される。  申しわけなく想い、ちょっと離れて訪ねる度に挨拶を試みるが、一向に伝わらぬ様子。  『ずいぶん伸びたわねっ!』、伸びた髪を斬って貰い、真っ暗な道を戻る。  風に運ばれたか、夜陰に紛れて降りてきたか 、清冽・濃密・官能の甘い、静謐の香りがあたりに充ちる。  近づくとふっと影を潜め、少し離れるとその存在を明らかにする。  まるで風の便りである、遠くではしっかりと補足できたその存在は、近づくにつれ次第に 稀薄になり模糊としてくる。  小雨が道を濡らし、木立の葉先から滴を垂れる時、あたりはすっかり密やかな分泌で浸食される。  地面に山吹色を散乱させる。  粉のような花弁は小さくて、葉の間にひっそりと身を小籠ている。  銀と金があり、その位を表わさず、 放射する色彩を、明らかにするようである。  誰れかが叫んだような気配がしたが、びっしりと木々に絡みついた滴に飲みこまれ、かき消された。  手探りで部屋の明かりを付け、机の前に座る。  暗い高い所に置いた籠から、脳髄を揺さぶり、覚醒させる 別世界の濃密な芳香が降りてくる。  ラベンダーを切り取り、たくさん集め芳香を愉しむ。  何日か経つと、乾き褐色から暗灰褐色に、白い粉を吹いたように見える。  抹香と動物の分泌、俄雨に打たれた土道を想わせる。  金木犀

2002年10月20日日曜日

山萩はとっくに花が絶え、丸い葉にも勢いがない、退却・隠遁の風情。  初夏の6月からピンクの豆科特有のホッコリした膨らみ、左右対象、鞘状を付きだし睫毛を跳ね上げた恰好。  日毎に黄から薄褐色に変わり、やがてしゃくれて散り散りに。  細竹は未だに、筍を旺盛に伸ばしている。   これも付き合いきれぬほどの、旺盛な繁盛力である。  ブラームス/ 3つの間奏曲 作品117、6つのピアノ曲 作品118、4つのピアノ曲 作品119を聴く。  飄々として 率直で広大、寛容そしてなにより静謐、これ見よがしなとこや、テーマのひけらかし、ごり押しを感じさせないのが嬉しい。  美味しいパン、親しい友人に逢ったときのような安堵、歓びがある。  移ろう季節を振り返っているような、懐かしさ、寂寥が吹き抜ける。  充たされるよりは、よい時間を過ごしている という実感が無上の歓び。  そして、あれこれ想いを巡らす楽しみを持っていることに気づく。  渡辺貞夫の穏やかな優しい、 ちょっぴりしっとりした滑らかな、絶妙の絢爛のリードがすばらしい。  柔らかさの核ににしなやかな芯があり、魅惑の浸透力を秘めている。  NHK総合TV-金曜日21:15〜58 ”春が来た”で聞いた テーマ曲。  フルートも、きっと見逃してはいけない。  窓の下のローズマリーに小さな花が開いた。  ラベンダー色の柔らかい眠るような彩色。  青森の蜆、小松菜、熟成した味噌、玉葱の味噌汁。  鮟鱇、小松菜、深層水豆腐の鍋。  小松菜の歯応え、独特のホロ苦みを愉しむ。  鮟肝のねっとり濃厚な深み、プルプルのゼラチン 風、不思議な皮状調和と混沌の形に見入る、だしのよく浸みた小松菜が美味しい。  薄口醤油、調理酒、ザラメ、昆布の出汁は澄んでいて美味しい。  白菜の漬け物をバリバリいただく。  4つ切り無花果を更に並べどんどんやっつける。  感謝Dayで割り引き で買ったブルーマウンテンブレンドを挽き、カフェインに酩酊する。

2002年10月24日木曜日

OFRA HARNOY を聴く。  ”昼下がりの情事”では、少ししかチェロを弾く場面は無かったが、あれこれ想いを巡らせる。  アートシアターのそそり立つ急勾配の席で、白い昼間に観た気がする。  新聞社と同じビルに出来た新しい映画館は、ロビーからすぐ横の急な階段を搭乗する。  清潔な空調が行き渡った、静謐な空気に充ちていた。  去年マリエンバードでや、逃亡者、天井桟敷の人々、誰がために鐘は鳴る、魚が出てきた日、博士の異常な愛情 - または私は如何にして心配するのを止めて水爆を・愛する・ようになったか 、……、モノクロがほとんどだった。  還りも急な階段を降下、白日の乾いた道路をとぼとぼ往く。  日陰との対比は激しく目にすこし痛い。  思い出せる映画はそこで観たもの がほとんど。  映画は、出来るだけ多感な若い時期に観るものである。  味わいのある映画が多いこともあるが、きっと後で、幾度となく楽しく想い出すことが出来る。  理解出来なく、しかもとても印象的な場面を、ずっと後になって想い出し、”?”がハラ…*ハラ…*、プイッ!と解けることがあり。  ホク!ホク!と嬉しさに包まれることや、勘違いに恥じ入ることもある。  とても長い時空を経ていると、ずいぶん美化されていて、面はゆいこともある。  『またなっ!…*』  ころころした肢体をゆったりの上下につつみ、砂浜を駆けだす。  白い砂浜の草が生えたあたりに広げられた生活を認め、きっと 思惟がかき乱される。  くるりと体を交わし渚に向かって、ポン!と獲得したサッカーボールを蹴ってしまう。  走り去る車の後塵を拝し、大きな元気な声を投げかける。  あっと いうまに終わってしまう、TVCF。  鮟鱇を見つけられなかったから、牡蠣にする。  小松菜、深層水絹ごし、ライム、馬鈴薯。  昆布、ザラメ、薄口醤油、料理酒など目分量。  小松菜は茎を断ち丸ごと、大きめの浅鍋で。  澄んだ琥珀色のスープは精妙・淡麗な塩梅でうまくでけたようで得心。  朝は、Rondele - ガーリックとハーブ入りチーズがたのしみ。  手作り無添加天然水使用のバターロールは、丸くてふんわり、もっちり。  オーブントースターで少し灼く。  褐色の豆を小気味よいサウンドを聴き粉砕する。  褐色の紙の端をきちんと織り込む。  沸騰で攻撃し周囲から浮遊させ、アルカロイド?を抽出する。  広口瓶の蓋を回し、透けた固まり 数個、取り出す。  ほど良い苦みと鬩ぎ合う甘味の調和を目指す。  重厚洒脱な芳香が侵攻し、酩酊が後頭部からはい上がる。  足の先がジンジンして、 思惟が昂揚、鋭気が体中に行き渡る。

2002年11月12日火曜日

IBM ホームページビルダー V7(7000)の、バージョンアップを行う。  添付の”ファイル転送メニュー”に設定済みのプロバイダ名やFTPサーバー名、アカウント、パスワード、サーバーの初期ホルダーなどの移行は、C:\WINDOWS\Application Data\IBM\HomePage Builder\Site や、C:\Documents and Settings\……\Application Data\IBM\HomePage Builder Version 7\Site あるいは、C:\Program Files\IBM HomePage Builder\System\Siteの何れかのバックアップ、コピーで行う。  パスは環境 やバージョンで異なるが、”\IBM\……\Site”は共通である。  \Siteホルダー内に、STP、STS、SVP、SVS、*_bakファイルがある。  V7は、初めての起動時に、『設定「情報の移行』ダイアログが表示され、これらの移行はすべてIBMホームページビルダーに任せることになる。  インストール時に旧版の削除を選択しても、この移行ファイルは残っている。  だから、\Siteホルダーのコピーは、ファイルが破損したときなどの迅速な復旧に役立つ。  パスワードなどはHDD破損を想定し、テキストファイルや紙にバックアップしてお こう。  最近、鮟鱇鍋を作る日がとても多い。  昆布、豆腐、小松菜、薄口醤油、山廃仕込みのシンプルに徹したもの。  これが飽きがこなくて、回を重ねる度にスープの透明度も増し、ますます淡麗に。  ライムをたっぷりの醤油で頂く。  これにニラを細かく刻んで加えると、キックと 清冽が迸り世界が動き出す。  鮟肝が別に手に入った時、それが野外遊びで少し疲れた場合は、ことさら意欲に満ちて取りかかる のさ。

2002年12月21日土曜日

”メデューサの蛇”のように支柱に絡みつき巻き付く。  強靱なしなやかなたくましさを感じる。  未だφ6ほどの幹は、ごつごつした起伏があり表面はすべすべした剥がれやすい外皮に覆われ、中程でいくつかの枝に分かれ、想うがままのうねりで上昇する。  支柱で奔放な発展の 思惟に何らかの影響を及ぼすことは到底できず、上昇の意志をひたすら支えるのみである。  掌で緑の葉をそっと触るとと、たちまち強い匂いが立ち上る。  脳髄を直撃する、官能の深淵・喚起がザワザワと興る。  インドシナ半島の奥深い森林の中に突如開けた草原に建つ宮殿や石積み、通り抜ける乾いた風を、きっと想ってしまう。  ローズマリーには、欅風に放射状に枝を真っ直ぐに伸ばす種もある。  眺めて楽しいのは、”メデューサの蛇”。  奔放、強靱、うねり、深くて渋く、求心する 思惟と倦まず発散する寛大。  すばらしいぃのだぁ〜*。  小ぶりの蜜柑、ひび割れたように見えてしまう疵があると、更に美味しそうに感じさせてくれるところが、またまた心憎い。  皮が隙間無くしっかりくっついて おり、剥くのに時間がかかる。  とても濃くておいしい。  リピュアを電磁波炉で暖めてみたら、さらにサッパリした、おいしさでありました。  湯豆腐をもろみ味噌で頂く、淡白とこくが合奏しあっておいしい。  これは、鮟鱇鍋でも、発揮されたのだった。

2003年1月11日日曜日

boursin(ブルサン)のフレッシュチーズガーリック&ハーブ味をクロワッサンで愉しむ。  前の日に買っておいたパンをオーブントースターで、軽く焙って食す。  いいにおいが漂い始めると、眠っていたスイッチが入る。  ダージリンを炒れる。  小ぶりの蜜柑、 やや扁平の皮が薄くぴっちりへばりついており、プリ!プリ!した房のやつ、あるいは皮がしっかり、ずんぐりのはとりわけ頼もしい。  口の中で房が破れ崩壊し迸る清冽、濃厚を愉しむ。  表皮に遺る 白っぽい古傷に励まされる。  寒風に晒され、たっぷりの陽を浴びたであろう光景が浮かぶ。  ハリネズミの道/青木奈緒/講談社文庫を広げてみる、惹きつける文体 ・おっ!と想わせそうな文節・語句を探すが見あたらない。  探しても同じであろうと想われてくる、例によって右手の書棚、一時保管・現行本置き場に戻す。  少しばかり寝かせて時間を稼ぎ、新しい個性との遭遇に見合う気分が巡るまで待つことにする。  そのまま、たくさんの日々が過ぎたとしても構わない。  藤原正彦/ 若き数学者のアメリカ/ 新潮文庫、〃/心は孤独な数学者/ 〃/〃を広げる。  文体は言動と同じくしないことを思い知る、すごすご遠ざける。  再び拡げることがあるかどうか、解らない誰にも。  先日、DiskUnionで耳にし、即座に入手したRob Burger / Lost Photographsを聴く。  リード(アコーディオン)の悲しい音色がゆったり繰り出され、淡いくすんだ紫が広がる。

2003年1月20日月曜日

水深2,000メートルからの海洋深層水豆腐はうまい。  浅鍋に水を張り昆布を投げ込む、暫く置きガスを点火。  昆布を切り揃えた缶を開けると、懐かしい匂いが溢れる。  アミノ酸成分が白く粉のようにひっついている。  アゴの粉末パックを投げ込む、切れのよいしっかりした圧倒的な豊饒の出汁がとれる。  晴朗の波頭を激しくジャンプし鰭をいっぱいに広げ滑空する肢体は 、脂が無く引き締まった粘りがあるのだろう。  ハゼの焼き干しのすばらしさはよく目にする、いつか試そうと思いつつ果たさずにいる。   これでお雑煮を作ると、旨味が体中に穏やかに優しく、しみじみと満ち渡るのだろうか!?。  鯊・ハゼ、清浄の砂地をより更に砂らしさ発揮する背柄、小さな目穏和な顔、愛すべき最も魚くさい奴なんだ。  ここで、食への侵攻がしっかり始まる。  この豆腐を掌で大ぶりの賽の目に。  春菊を5本ほどそっと浸す。  峻烈な春菊の一撃がいっそう食を煽る。  これだけである、このあっけない簡素には、図り知れぬ深淵、広大、励ましがある。  弱火であおり緩やかな沸騰が始まるまで待つ。  少し大きくなった白、諦観・虚脱の緑を鍋から大皿に丁寧に移す。  昆布と春菊の 匂いがあたりに広がり、湯気が立ち上りそれだけで幸せにになる。  ライムを切り、チュッ!とやり、醤油と合わせる。  とろりとしてねっとり、仄かに甘みを感じる。  アッというまに春菊と、昆布が遺る。  毎日食しても倦むことがない。

2003年2月15日土曜日

『ピッ!、ピッ!、……』、『バサ、バサ、……』 燦たるキラキラ眩しい朝陽を浴び、生き物の乱舞・跳躍する気配。  真っ新の精気を撒き散らし、激しく 羽ばたきあからさまに 生を謳歌している。  バチバチと放電しオゾンを生成しまき散らすような錯覚。  そっとカーテンを引いて見るが、既に跳び去っていて姿がない。  力強く、鋭く空を切り裂き、上昇し急速に遠ざかる仄かに暖かきもの。  揺るぎない、妥協のない真っ直ぐな眼光。  前に日に忘れずに求めておいたクロワッサンを 電磁波で焙り、ブルーマウンテンを挽き濾紙に空け、沸騰を浴びせ滲出させる。  静謐の励ましの香を吸い、ゆっくりスプーンをかき回す。  鼻腔が開き、ゆったりとした雨上がりの安堵が起こる。  キラキラと昂揚が這い上がり、 思惟がめりめりと起きあがり、 血が行き渡り、ザワザワと末端の触覚が目覚める。  ねばりのある熱いクロワッサンをちぎり、件の”フレッシュチーズガーリック&ハーブ味”を平スプーンで擦り付ける。  精妙な深淵や、南方の遮ることのない羽ばたきや喝采が開花する。  ねっとりしたものが雄弁に発表する ようだ。  たちまち気化し粘膜に吸収され、祝福される。  白いボタンが綺麗に犇めき並んだ板の脇に、たっぷりのマグカップ置き、天空を仰ぐ。  背がしっとりした吸い込まれる緑の羽毛に覆われた、丸っこいものが動いている。  肌理の細かい、濡れたように見えてしまう体は惚れ惚れするほどの気迫があり、いつまでも倦むことがない。  止まり木にしっかり定位し、尖った黒いものを足下に突き刺している。  ちょっと仰ぎ気味に喉を震わせる、素早く首を回し瞬きする。  一時も敵を忘れない 、無類の隙の無い構え。  番で訪れるものもいる。  ひとしきり摂取を続けると、枝を移り嘴を左右交互に枝に擦り付ける。  その後、潔く飛び立つのだが、きっと体を丸くして暫くじっと思索に 耽ることにしておる番もいる。  午睡を貪っているようにさえ見え、可笑しい。  真っ暗な闇に残された、空中伽藍に転がった輪切りにした蜜柑は すっかり果汁が干からびてしまっている。  眠る前にきっと新しくする。  漁などに出かけない日は、昼間も新しくすることが多い。  水辺で乾いた北風に晒されると、親指と人差し指の摘み部にきっとできるアカギレが痛い。  瞬間接着材(エキバン)で固めると、嘘のように解決。  菠薐草を茹でる、特に赤い根っこの部分が旨い。   炒り胡麻を小さなすり鉢で当たる、これはそのまま食卓へ。  繊切りのキャベツを冷水で暫く晒し、マヨネーズで合えチョッピリもろみ味噌を加える。  死海の塩と胡椒で灼いた肉と交互に頂く。  BOB DYLAN/ Blood On The Tracks ハモンドオルガンの響きはたちまち僕らを蹂躙する。  心地よい揺らぎ、甘美な和声は脳髄を直撃する、官能と寂寥、安堵に包まれる。  南風が吹き荒れ、心乱れる。  白い道や黒い森、屹立する電力線柱、たなびく煙、そよぐ木立。  一切が、乾き、ヒリヒリと悲鳴を吐き出す。  どこへ、向かうのか。  何かに向かうことが、できるのか。  戻ることと、何も変わらないのでは、ないのか。  夢を見ては、いけない、漠然とした希望は持ってはいけない。  鋭い洞察力、英知に裏打ちされた、英断で降りかかる火の粉を、その前に素早く振り払うのだ。

2003年2月20日木曜日

階段を登った途端、疾風が舞いパラパラと雨が。  さほど冷たくない、キリキリと身を切ることのない、どこか穏和な優しい疾風。  キラキラした瞳とすれ違った。  『……!。』、『 …*』  ハモンドオルガンの安堵、官能を 擽るような・鼓舞するような、一陣の風が吹き抜けたと想ったのだった。  地底に降り、しっかりした、真新しい菠薐草を2束求めた。  小玉の蜜柑は無かった、ポンカンと中 サイズの蜜柑を。  皮むき胡麻を丁寧に炒り、小さな鉢で当たる。  冷水に晒し笊で水を切ったキャベツの繊切り、マヨネーズで合えワシワシと食らう。  小気味よい歯応え、清冽な野菜が 仄かな旨みを発揮し、ズンズン体に摂取される気分はとてもいい。  ご飯は海洋深層水で炊く、ホク!ホク!とても旨い。  食べ過ぎないようにと、いつも自分に言い聞かせながら食す。  電気炊飯器でなく 、できれば専用土鍋を使いガスで焚いてみたい、お焦げを作ってみたい。  白菜の漬け物を少し冷蔵庫に置いて、チョッピリ酸っぱくなっていたが、大変感心した、とても旨い、乳酸菌は偉い!。  ワシワシと飯がすすんだ 。  最近、タスクトレイにJavaコンソール(コーヒーカップ)が出現し、削除できない事態に陥った。  タスクマネージャーでもコントロールできない。  不安定なカーネルになってしまたのではないか?。  勝手に土足で上がり込み居座ってしまったVMを、はやく排除しなければ。  特定ページの収束でなく、Internet Explorerを閉じると、輩は立ち去ることに気が付いた。  【Internet Explorer】-[ツール]-[インターネットオプション]-[詳細設定]-Java(Sun)-[v] <applet>にJava2v1.4.0_03 を使用(再起動が必要)の、[v] : チェックを外すと元に戻った。  これは、勝手に作られしまっていた。  偶然に見つけた。  セットアップ後にのみ読めるHELP?のどこかにヒントの記述があるかもしれぬが 、探す気も起こらない。  寛大さの欠如したものに、さしたる興味はとっくに失せている。  そして、Java Appletの動きも元に戻りスムーズになり、元通りの起動速さ、作動速度に戻った。  先日の、Netscape 7.x0日本語版のセットアップが原因。  寛大さの見極めのためだけのはずだった、セットアップはもう止めたい。  セットアップ時に、”完全”を選択すると、不躾なVMが腰を降ろし胡座をかくらしい。  Winamp のタスクトレイからの”常駐削除”方法は、”Disable”の選択、クリックですっかり失せ、2度と出現せんようになった。  サウンドファイルへの関連付けも変わってしまっているので、 Windows Media Playerを起動し、【WMP9】-[ツール]-[オプション]-[ファイルの種類]-[全て選択]-[適用]-[OK]で。  アイコンがすっかり戻ったことを確認、(^ ^)。

2003年3月10日月曜日

鰤だいこんを作る。  かつら剥きダイコンを程良い厚みに輪切りにする。  昆布を敷き、信頼を置くアゴの粉末パックを投げ込む。  にんじんを四つ割り、玉葱を2つ割りに。  鰤の切り身を入れ、砂糖、醤油、清酒を適量、落とし蓋をして時間まで加熱。  三つ葉を散らして出来上がり、暫く冷蔵庫に置き仕上げる。   大きな鍋を取りだし、菠薐草を茹でる。  ぬるぬる感のある煮汁を、一気に棄てる、朦々たる湯気で前が見えなくなる。  なんだかとっても多くの成分を含み、栄養がありそう。  畑に蒔くのは、どうだろう!?と想う。  カマスを焙る、これは冷蔵庫で一晩置くと、ホクホクした逸品に変わる。   焦げ目で安易に判断すると、焼き過ぎるので油断ならぬ。  骨はとても硬いので面倒でもゆっくりと丁寧に外す。  昆布をアルミの深鍋に投げ込んで置いた、元の大きさに復活し伸びやかにたゆたい、緑に変わっていた。   いつものことながら、生命力の根源を覗いたような、不思議な魅惑を覚える。  件のアゴの粉末パックをふた袋投げ込む。  高潔清浄の 匂いが立ち上る。  晴朗カラカラの寒風に晒されたカラリとした、痩身を想う。  灰白色に仄かな青の背、黒の線状が走る。  冬の後半のためであろうか、上半身の緑が痩身の大根を輪切りかつら剥き、短冊に揃える。   青森下北半島からの長旅の蜆、そっと煮沸に入れる、一瞬の断末魔の果て、青白い体液が ゆったり広がっていく。  アルミ板とぶつかる音のなんと、風情のないこと。  ワケギを切り揃えザクザクと投入。  深みのある爛熟の味噌を 溶く。  とろりとした、喉越しの海洋深層水豆腐を、掌で賽の目に断ち、ゆっくりと投下。  きっといい匂いが部屋に広がる。  納豆をかき回し、抗力を感じたところで、熱い飯に乗っける。  透明の短冊大根をハフハフ、とろとろの納豆の祝福を受ける。  生焼き肉の影が薄れてしまった 、濃密が敗北、淡白に見えてしまうるものが賞賛を。  ヒリヒリとした濃い赤のセイロン。  落陽の薄赤と空色の浸食をずっと見ながら、寒風を切り歩きまわった日は、ダージリンの寛大・解放・淡麗は躊躇した。  鋭利な明快の昂揚を摂取 したつもりでも、心は晴れぬ、跳躍できぬ。  

2003年3月11日火曜日

井上ひさしほか/井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室/新潮文庫を読む。  ザクザクと切り込んでくる読み応え、一言半句に感動する。  『うとうと』と、『うつらうつら』の違いが、お勧めの辞書とともに明快に述べられている。  『うとうと』は、半分心地よい眠りに入っている、『うつらうつら』は、なかなか寝付けない。  更に、『文化』は売り買いできない、『文明』は売り買いできる 、など胸が空く想い。  『…… ……。』までが、文であり、その前に文節があり、文が集まり文章に。  次のくだりで圧倒され息を飲む、『記憶の海のこと、長期記憶には、おびただしい数の過去の体験、……、数千の重要基本語彙。  これらの構成要素が一定の定理によって統合されており、いわば長期記憶はひとつの巨大なシステムである。  中味はそうやたら変更されることなく、海のように大きく、そして静かに波うっている。』  主語を削ってリズムを出す、『夫を殺したい。』 など。  日本語には性別があり、英語などにはなく、台詞には『彼が言った』などと付ける。  ”おもう”は大和ことばだから、ひらがなで。  日本語の音節は104個、中国語は400個、英語は3000〜80000?。  『湯を沸かす。』 などの、”を”は出来上がったものを指す決まり。  象は鼻が長い。  の”は”は、既に明らかになったものに付ける、そして”が”は未知・不定のものに付ける。  日本人は無意識に使い分 けているが、外人はこの勉強から入る。  文章が活き活きして面白いのは、予想もつかない展開や、もともと自分の中にあったものが、長期記憶の中からヒュッと飛び出すこと。  意識を研ぎ澄まし、観念的・理屈でなく具体的に、使おうとする言葉の出生を訪ねる。  なにやら元気が出せそうな気がしてくる、魅力いっぱいの本である。

2003年4月12日土曜日 

先の尖った、縦縞様の濃淡のトマト、春先から初夏にかけてスーパーや八百屋で発見できる、どうやら時期があるようだ。  放射状に割り、小鉢に盛りマヨネーズで。  濃密な野生をアッという間に平らげる。  竹串に連なる目刺し、柔らかくプチプチしたぼってりを焙る。  九十九里産、自然乾燥の小ぶり。  黄金色の焼き色が付いたところをいただく。  ほろ苦くて広大、深淵、峻烈を一度に摂取 、尻尾と頭は、=(・。.・)= に。  クレソンをマヨネーズで合える、ほろ苦く喝采が広がる。  小ぶりの新じゃがの皮を剥き、昆布、蜆の出汁の味噌汁に投入。  丸ごとの コロ…*コロ…*、しっかりした個があり嬉しい。  野沢菜はおいしい醤油が不可欠、しみじみとゆるりとした感謝。

2003年5月19日月曜日

『はっ…*、……!。』、虚を衝かれる。  急いで、軒下の深山萩と笹、窓辺に置いたローズマリー、ラベンダーに水をあげる。  なんとかきちんと絶やすことなく、上手く水をあげたからか、萎れることなくいてくれた。  伸び上がる枝から放射状に付いた棒状の葉は旺盛が溢れ、下部の枯れたあたりはすばらしい。  膨らみの頂に眠ったような静謐を湛えた、深い青紫を開くラベンダー。   小さな白い花を散らし、メデューサの狂乱で枝を延ばす、甘くて狂おしい香りのローズマリー。  闇に覆われた海に突堤があり、ひたひたと潮がうち寄せている。  バイシュクルに跨りその上を滑空している、少しジャンプして右に曲がろうとして体を倒し重心移動にかかるが、曲がりきれず崖から跳び出し天空を飛翔している。  夥しい数の鮮烈な白と目映い紺青の山嶺が眼下に広がり、その非の打ち所のないパノラマの広大、遠大の俯瞰の見事さに感心する。  見たことのない光景、思わず声をあげそうなる。  落下の予感と恐怖が脳裏を掠めた途端、夢だと言い聞かせる自分がいて、我にかえり目が覚めた。  暫くはあまりにきれいなパノラマを甦らせることに懸命になる。 みるみる間に色褪せ、どんどん遠くにいってまうのだ。  空に浮かぶ、ひたひたと潮がうち寄せている路は、思い当たる光景であり、鮮やかなパノラマの広大は新しい発見・遭遇であり興味が尽きない。  日替わりのメニューは たいてい、予め知ることは少なく、出会いの歓びが付いてくる。  ラジオで次々にかかる音楽と同じく、新しい発見・展開が愉しめる。  これらの音楽はほとんど好みと合うことががなく、 聞き流すように摂取する、そして常に新しい衝突が連なる。  自分の音楽ソースコレクションでこの歓びを得るには、ちょっと手の込んだ事をやる。  壁一面6段の棚の前に佇み選んだCDや 、別室のLPから編集した テープやディスクを作成し、完成すると棚晒しに。  忘れた頃にこれを取り出し、とっておきの気分が過ぎる、横殴りの朝日が木々を通りすぎる休日や、ガラス越し忍び込む雨音と静謐の薄明かりで、本(フィッシュ・オンなど)を広げ、うとうとしながら聞く時である。   このとき、ひとりで西日本・関東甲信越を旅して歩いた、5月と夏、正月休み、ずいぶん前のことが、つい最近のように、次ぎ次ぎに脳裏に過ぎり魅惑の時間を過ごす。  それは、ラベルであったり、西アフリカの5/6拍の、前のめりアンサンブルだったり。 

2003年8月15日金曜日

・ Java実行環境(JavaVM)の確認・切り替え方法を調べた。  (1) 確認方法 : Java(Sun)=J2SE のインストール、後に確認する。  (2) 【Internet Explorer】 - [ツール] - [インターネットオプション] - [詳細設定] - ”コーヒーカップアイコン”Java(Sun) が作成済みを確認。  ※: Java(Sun)=J2SE の未インストール時は、上(2)の ”コーヒーカップアイコン”Java(Sun) は、作成されない。  (3) [v] <applet>にJava 2 v.1.4.xxxを使用(再起動が必要) の如く、チェック有り= Java(Sun) の実行可状態。  ※:このチェックを外すと、Microsoft JavaVM の実行可状態。  (4) 上の(3)のチェック無し、または ”コーヒーカップアイコン”Java(Sun) 項目が無い= Microsoft JavaVM の実行可状態。  (1) 切り替え方法 : Microsoft版とSun版の切り替えは、【Windowsディスクトップ】 - [スタート] - [設定] などから ー 【コントロールパネル】を開く。  (2) 【コントロールパネル】 - [”コーヒーカップアイコン”Java Plug-in] をクリック - 【Java Plug-inコントロールパネル】 が開く - [ブラウザ]タブ を選択。  (3) [v] Microsoft Internet Explorerや、[v]Netscape6 など”実行可/不可”にするブラウザにチェック[v]を”入れる/外す”。 [適用]をクリック。  ※: Java(Sun) → Microsoft JavaVM への切り替えは、上の確認方法で、”[v] <applet>にJava 2 v.1.4.xxxを使用(再起動が必要)” のチェックを外すでも可能。  (4) Internet Explorer を再起動で、切り替えが有効になる。  (5) ※: Java(Sun)の複数バージョンをセットアップ済み環境での選択は、上の(2)で [詳細]タブ を選択 [Java Runtime Environment] - ▼をクリック、選択する。 この選択は、省略可。 

2003年8月16日土曜日

朝は、雨にけぶる木々、笹などの外景を眺め 、トマトジュースをゆっくり飲み干す。  クロワッサンをオーブントースターで焙り、ブルーマウンテンを挽き、濾紙でゆっくりマグカップに炒れる。  Boursinのガーリックナチュラルチーズを 、千切ったクロワッサンに乗っけてかぶりつく。  ねっとりした歯応え、美味しい、しみじみしあわせ!。  おいしい味噌 (ヤマキワ<元祖秋田味噌> - 天然醸造一年六ッ月)に出会ったので、みそ汁を作るのが楽しい。  深い褐色を帯び生気に溢れ、活発である。  袋詰めを深タッパーに移し て使う。  缶から程良い寸法に切った、白い粉を吹いた昆布を2枚取り出し、水をはった鍋に。  すっかり戻った頃合いに、削り節を目の細かい金網籠にたっぷり詰めて浸し、炎燃で加熱。  沸騰したあたりに火を止め、金網籠を取り出す。  大きめのタマネギを剥き、ザクザクと断ち投入。  しばらく煮てから火を止め、味噌を溶く。  室戸の深層水豆腐を掌で賽の目に切り、入れることもある。  茗荷を刻みシラスに混ぜる。  小さな円筒に入った納豆をよく食べる、少ない量がとてもよい。  圧倒的なねばねばの個性が、一切の事柄に与える影響が少なく、構えないでやっつけられる。  鶏魚の開き・一夜干しを焙る。   白くて柔らかいしこしこ、淡泊な味わい。  程良いサイズのガラス瓶の、カメヤの梅ぼしふりかけは毎日いただいている。  葛きりがおいしい、独特の喉ごしを楽しむ。  トマトのへたにナイフを刺し刳り貫き、皮を剥き八等分、 岩塩を少し。  これはご飯と一緒に。

2003年8月24日日曜日

休みの朝は、いつもとまた違った気持ちが生まれ、あれもこれもやりたくなる、それを御する楽しみがある 。  起き抜けの頭、まだ活動が活発でない、充分でないが、順番・優先度を瞬時に決める。  釣りに出掛ける時は、この心配がない。  玄関に置いたバッグと竿をもって出撃する、ミニストップに寄り、おにぎりと缶入りお茶などを入手。  日頃は、最初の部分しか聴くことの無い、目 覚ましの"♪"(スラヴ舞曲 - ドヴォルザーク)をたっぷり聴く。  ゆっくりした気持ちで朝食を頂こうと思うが、これがままならない。  CDを選び、HTMLコンテンツをあれこれ考え、コーヒーにするかそれとも緑茶、紅茶、ウーロン茶、?。  Malavoi/ She She/ 8418432の軽快、解放、情熱を聴く。  よく熟した無花果の実(花)を縦に割り、グレープフルーツ用のギザギザスプーンで運ぶ。  仄かに甘い独特のピンクの花弁を味わい、遠い日の様々な光景が駆けめぐる幸せな時間を過ごす。  牛乳を電磁波炉で熱し、クロワッサンをオーブントースターで灼く。  Boursinのガーリックナチュラルチーズをしっかり。  トマトジュース、スポーツ飲料などを準備。  最後はダージリンをゆっくり吸い、アルカロイドに酩酊する。  沈静・解放のひとときは短い。  昼は、灰干しサンマの開きを焙り、 パチンッ!と割けた銀と碧にライムをチュッ!と。  ホクホクした魚らしからぬ主題の展開、奥深い味わいにいつも感心。  二十日大根の赤と白、辛みを愉しむ。  ナスの漬け物の白と青に見とれる。  鰹削り節、昆布でしっかり出汁をとり、(例)の味噌、タマネギのシンプルなみそ汁はとても満足のいく味。  葛キリに無花果を入れてみる。  グレープフルーツ用のスプーンで掬ってたっぷりと。  黒蜜が深紅のやさしい甘さ、いい香りに変わる。  南方の光彩が透明に開花する。  縦にナイフで分割し、皮をはずしきっとすばらしい天麩羅が。  

2003年8月25日月曜日

夜、Astor Piazzollaを聴く。  目眩くリードのそよぎは、心をわしづかみにする。  蛇腹の伸縮につられて、有象無象が激しく吸い上げられていく。  声もなくむせび泣く弦、ストップ音でザクザク刻むバンドネオン、冷ややかな燃える魂を打つ打弦。  キーボード(Justy)のボタンが 、3個効かなくなった。  数日前に、不用意に……を器に落としてしまった時に飛び散った、一つの滴が基板の電極の一部をショートさせたのだろう。  もっとよく拭いておけばよかったのだ。  ふとよぎった実験心がそれを躊躇させてしまった。  この実験心が、取り返しのつかないことに及ぶ 、危険を孕むことを肝に銘じるべきだ。  自分や、友人を事物と捉えてはいけない。  理性もまた奔走する情熱の一種であり、奔走するものでの実験は、危険に満ちている。    なぜか翌日から、×になった、きっとやや粘性のある液体が隙間に浸透する時間を稼いだのだろう。  よく晴れた日、直射陽に当て乾かしていたんだ、そして夕立でびしょびしょになっていた。  掃除機で水滴を吸い、また2日間外に出して、乾かし そのまますっかり忘れ夜露に晒し翌日、太平洋高気圧が押し上げる南風で乾かした。  バイシュクルを漕いで、ムラウチ電気に向かい、Justy製を探すが無い。  同サイズに近い、PS/2 Full Keyboardにする。  追加された”Windowsキー”や、”Power”、”Sleep”、”Wake”、”アプリケーション”キーは便利だと思った。  しかし、”Insert”〜”PageDown”キーが一列下がっている。  よく使う、”Delete”キーを意に反して押さえることが頻発、我慢がならない。  抑制を欠いたアクションも気に入らない。  残暑をたっぷり浴びた、白き友人(Justy)に交換、Wordpadで(例)のボタンを押さえ、意味のな い語を打ち出してみた。  嬉しや(;。;)、すっかり元通りになっていたのさ!、\^o^/。  

2003年8月26日火曜日

やはり愛用の電気製品は、周到に時期や調子をみはからって、たっぷりの清水で洗い、よく乾かしてやらなければいかん。  (例)の夕立があった日の夜、AtermWarpStar が、『ADSL回線のリンクが切断してるね!。』 のメッセージを表示しておる。  前例に従い、間を置き幾度か試みるが、さっぱり網に繋がらん。  何故だか受話にノイズ(断続”ピー”)が入る。  NTTの局装置の切り替えでも直らない。  内蔵ADSLモデムが壊れたに違いない、これは洗うに及ばずと心を決め。  ”落雷・誘雷での故障は、レンタルでも有償 ですん。”、との情報を得て。  またまた、バイシュクルを漕いで、西方の電気店に走るが稀な棚卸し日に遭遇、さらにヨドバシカメラに向かい、ADSLモデム-MN III を購入、CDショップ - TOWERRECORD のビルは、まだ開いていなかった。  やはりこの奔走する気持では、好ましい発見はないに違いない。  脳天に垂下する新しい熱線に射られ、欄干を渡り水嵩の増した笹濁りを 暫し観察魚の気配を探る。  涼しいニセアカシアの木漏れ陽坂道を這い上がり、単線上を縦断する車両止めの表示のある石橋を渡り、濡れた公園脇の木陰(いつもは午睡車多し)道を通り、夏草を片づけたばかりの構内の太い照葉樹木を眺めて帰還。  箱から出した ADSLモデム-MN III を回線に繋ぎACコンセントを差した途端に『ADSL回線のリンクが確立しています。』状態になる。(PCからの設定・PC側のネットワーク設定などは一切無用)  Atermのらくらくアシスタントの設定を、”外付けモデム”に変更、めでたく網に入れることに。  このモデムが、24Mタイプ 対応だったので、そうすることにした。

2003年8月28日木曜日

夜中の0時から3時まで、店を開くパン屋があるらしい。  これだけで、ワク!〜*、ワク!〜*、してくる、なんなんだ!?、なぜ!?、一体誰が!?、どんなものだろう!?。  機械力に頼らずたった一人で、入魂の作を数種類ひたすらこね上げ、窯で焼くんだそうだ。  品物が揃った頃に開けるため、夜中になってしまうらしい。  精悍で凛とした面持ちのお顔を見て、ザラストロを咄嗟に想い浮かべた 、大いなる期待を膨らまして。  たいていは、2時を待たずすっかり売り切れてしまうと知って、安堵した。  新宿の伊勢丹の交差点に、バスのような箱があり、人物が交通整理やらをやっているらしい。   窓から人影がなにやら活動しているありさまが見え、一度あの中に入ってみたいとも言ったと想う。  土砂降りでもうもうと靄が立ち上り、大海のまっただ中の小舟のような孤立は、名画のように ハッとするらしい。  いろんなことが想像でき、睡っていた冒険・探険心が、ふいに目覚め・掻き立てられ実に楽しい。  それは、自由、使命、解放に満ち ており、寂寥が緩やかに押し寄せていると僕は想った。  瞳をキラキラ輝かせ、ゆっくりした口調でとても楽しそうに、悪戯っぽさを押し隠し話してくれた。  こんなに仔細に覚えているのに、当時はぶっきらぼうに聴いていたように想う。  今は無く、”MyCity”が出現した頃。  カルメン ・マキが野生的な眼差しで睥睨し、ザクザクと僕らの魂を直撃していた頃の、少し後のことです。  喧噪の中に森があり、蝉時雨のシャワーの中を進んでいくと、『 ドタン、バタン、……』なにやら反響を伴った活動音が耳に入る。  坂道を上がるとプラタナス越しに賑わいがあり、ざわざわとした安らぎが広がっている。  

2003年8月29日金曜日

アイスクリーム、冷水に浸した飲料水、ホットドッグが売られている。  コロッセウム状の半円に並ぶ石づくりの観覧席、プラタナスの木漏れ陽に遭遇すると汗が滲む。  前の方は学校にあるような 、無垢の木の長椅子が連なる。  確か地面に固定されていなかったようにも想う。  高く積み上げられた、大きな黒いラウドスピーカー。  鉄パイプがむき出しの足組、太いケーブルが客席の中央を這うっている。  ネオクラシックのゆっくりした想いサウンド、弦の軋む熱情、時間を弾劾する大小の鼓、喝采をあげるシンバル。  楽興が弾かれ、連打され、拡散、浸透、吸収される。  石の椅子はヒンヤリとして気持ちがよく、くすぐったい。  ピンと張った艶めかしいよく透るアルト、華奢な体に纏った巻きスカート、小さな胸の尖塔が際だつ薄い綿のシャツ、両腕を大きくゆっくり振り回し、詩を発表する。  頭の大きなリボンが誇れるのは、君だけ。  木々の彼方の太陽は、すっかり山の端に隠れ、リボンが照明に照らされる。  梢から涼しい風と寂寥が降りてきて、あたりを這い回る。  ソーダの入ったジュースは好きでない。   こうするとうまくいくと教えられ、三角おにぎりにパリパリの海苔を巻き付けて頬張る。  リードの優しい調べが夕闇に響く。  その後のことは、よく覚えていない。  夏の西日の光彩と、樹立した鉄パイプから投げられる光輝が入れ替わる頃、蝉の洪水は途絶え 、疲れた発表がいつまでも続く。

2003年10月3日土曜日

天が高い、流れる風はからりとした清潔があり、優しく感謝に満ちている。  忘れ物を取りに引き返そうとする、白い千切れ雲も寂しげである。  あちこちで甘くて狂おしい、遠慮がちな毅然とした香りに包まれる。  どこから流れてくるものか、正体が流れる筋や方向は捉えがたく、いよいよ感心が嵩まる。  謎を抱えたまま、歩みを進めていくうちに、不意に対面が叶う。  これは、唐突の衝撃を欠いては、台無しである。  でないと、もう一年またねばならぬ。  きっと、艶やかなしゃくれた葉っぱが集まった枝にくっついた、濃い山吹色がこぼれるように陽を浴びているのが見つかる。  しかし、衝撃には演者が隠れており、あまりに接近すると、ふっと 匂いが消える。  そうではなくても流れの縞の縁に会い、疎遠になり不安に駆られる。  こぼれるような花を手に取ると、不思議と香りは遠ざかってしまう。  胸のポケットに入れて持ち歩いても、皆目あかんのですわ。  銀であれ金であれ、すべからず木犀は、猫や女である。   呼んでも来ないし、後からついて来ることもない。  支配者、不羈の王としてやってきて、マイペースを貫く。  僕らを先導し、どんどんあられもない所に導く。  長いカウンターに脚がやっと届く高い丸椅子、音楽と少しの喧噪。   肘を付き夕食。  長い間、こんな経験から遠ざかっていた。  いつもは、しばし窓を放ち外気を入れ、うがいを済ませ顔を洗い、足を洗い植木に水をやる。  米を研ぎ、白神山地の水で炊飯をしかける。  材料の調達に出る、甘鯛の一夜干し を見つけた時は、喜んで籠に。  スダチも忘れずにきっと。  背は黒く焼けるが、腹はこんがりパリパリ。  少しピンクがかった柔らかく、しっかりした白身は小骨を丹念に除けたり、避けて頂く。  とても魚くさい 、自己の主張を旨味に掛けて逝ったとも想えてくる。  青と銀、ピンクのプリプリの身は檜の年輪のようだ。  ゴマ鯖の切り身に死海の塩、"塩の海"をパラパラ、きれいに焼く。  炉からパチン!、シュー!、プツプツ!、プチプチ!、快活、栄衰、終焉の発表。  これはしばらく保存、ホクホク感に期待。  無花果も不思議な魅力的な味。  軸に沿って縦に4つ切り、ナイフで円熟を切り取る。  リンゴがとてもおいしい。  深紅の球体は溌剌、円熟、豊穣があふれており、甘い、清々しいにおいが流れ出す。  ゆっくり時間をかけて噛む、口いっぱいに甘い清冽が拡散、満ちわたる。

2003年12月3日水曜日

……水道への漁は散々であった。  北風が吹荒れウサギはあちこちに出現、軽々と、優雅に波打って跳んでいく。  潮はとてつもなく速く ざわつき、川となり筋となり推進する、くるくるとその行方を変える。  ポイントの水中深く降下させたくビシが煽られ、流されっぱなし。  あまりにも堂々として力に満ちた支配は寂しい。   掌ほどのカサゴが、籠に3尾、笹の葉に転り息絶えている。  少し身をくねらせ硬直し、反射を失っている。  殺戮の執行者は、うつろな思惟で失意に沈む。  一時の昂揚は、より深い虚無に満たされ 、いつもの棲み家に収斂される。  燦たる落日の中に長い影と憾みを曳き、ゆっくり港に還る。  頭上にあった炎上する宮殿が山端に熔け落ちる時、冷気はあたりにを侵し始め、寂寥がゆっくりと這い上がり、いつでも風が冷ややかである。  とげとげちゃんは、黒と褐色の見事なパッチワークの天才であり、寡黙な濡れた顔は、有象無象を捨棄した解脱そのものである。  振り返ると、黒い山並みを背景に、荒ら荒らしい風がびょうぼうと吹き抜けていく。  エンジンの油代も バカにならない。  指先にできたアカギレにエキバンを擦り込む。  小ぶりの蜜柑を剥く。  とても薄い皮はぴたりと貼り付き容易でない、ゆっくりとはがしにかかる。  皮に擦れた痕のような古キズがあると思わずうれしくなる。  自然の過酷を想い、それがきっと美味しさを 発揮する自然の摂理に感謝してしまう。  天津甘栗を剥く。  ほどよい粒がそろったのが、袋にたくさん入っている。  扁平や半球、とんがり帽子、いろいろがむっちりと飽満をたたえる。  縦中央にぐるりと一周、親指の爪を立てる。  腹に力を加えると『パチン!』と割れ、艶やかな飴色が出現する。  ポロリッ!、…*、山の贈り物がこぼれる。  ダージリンをすすり 香ばしい濃密と一緒に……の無念も洗い流す。

2004年1月10日土曜日

未だ薄明の 朝早く、未だ重い頭で超越的意欲を漲らせ、『やったるでっ! …*』気分で出かける。  とげとげちゃんの棲む岩礁”ヤマ”を目指す。  向こうの小高い山を背景に、青灯台と赤灯台が 色褪せた弱い光輝を落としている。  にぎわい場所の疲れた蛍光色が、所在なく泣いている。  見飽きた遠くの青い山並みが、色褪せて霞む。  陽が昇り、海風が通い、南方よりはるばるやって来たうねりに 小舟が弄ばれ、波頭に没するような錯覚。  風の向きが機嫌を失っておるので、途中で引き返し、別の入り江に錨を投じ紺碧のうねりに漂い、午睡を愉しむ ことにする。  船縁を打つ波頭を聴きながら、絶妙の拍と合奏、ユニゾンに感心し、こんな音楽が作りたいと激しく欲する。  陽が西に傾く頃、下拵えを済まし、キーボードに向かう。  無調、無律、多声の絵巻を書き付け、止める。  これは、冷却と忘却にたっぷりの時を経て、 飛躍・跳躍・充足、色彩を得つつ蘇る。  北風に晒されいい具合の開きになった、とげとげちゃんを焙り遅い昼食。  桜色の白身はしっかりした歯ごたえ、端麗な風味を楽しめる。  昨日の殺戮の悪夢が立ち上り、弾けて香ばしいいいにおいが漂よう。   アゴだしのパックと昆布で出汁を摂り、灰汁を掬い薄口醤油、砂糖で味付け、小松菜、ネギ、鳥、豆腐、こんなもんを強火でガンガン一煮立ち、弱火でじっくり焚く。  いい 匂いを吸って、勉強机に運び、ハフ!ハフ!、頂く。  分厚い濃緑のしっかりした小松菜は、土壌と太陽の恵みの充実を実感させる。  優しい滋味がいっそう浸み渡る気がしてくる。  鳥の皮と脂は、野鳥に供する。  輪切りの蜜柑を枝に刺しておくと、椋鳥、鴬、いろいろやって来て啄む。  

2004年1月11日日曜日

朝陽が地平を這ってやってくる頃、『バサッ!、…*』、『ピッ…*、ピッ…*』、生き物の息づかい、気配に支配される がそのまま睡ってしまう。  『ピーッ!、…*』鋭いしなやかな発声がガラス越しに 入る。  たいていは、番が乱舞、驚喜、躊躇を見せてくれる。  美味しく雑穀や蜜柑をついばんでいると、きっと後方から相方が体を押しつけて退かされてまう。  決まった時刻に彼らはやってくる、まず椋鳥が重量機の飛来着艦、ついで雀のおしゃべり達が、最後に鴬が枝づたいに渡ってくる。  生の命じるまま、 仲間の戦ぎにそそのかされたか、いそいそ・颯爽と、突然に飛来する。  そっと近づきカーテンの隙間越し、濡れたような乾いた光沢、滑らかな光彩を眺める。  乾いた眼孔は貼り紙のようである。  夜陰が這い上がり、物陰から闇が様子を伺い 、魑魅魍魎が息づき始める頃、猛禽、小鳥はねぐらに退く。  入れ替わりに寂寥が北風で運ばれてくる。  真空パックの天津甘栗は、お腹を痛くする。  きっと、炒りたて 、近いものを求め る。  陽が西に傾き、ピーチ色に色付く頃、一日の充足があたりに満ちる頃、優しい憂愁が天空から降りてくる頃、きっと出掛ける。  ビュ〜*・ビュ〜*、優しい風を切り、耳元で『ボォ…*・ボォ…*』渦流音を聴き、ズンズン推進する。  西方の街に侵攻する、騒々しい所に上り・地底に降下、歩きまわり音楽盤を探索する。  Emma Shapplin  は、棚には見あたらなかった。  汚濁の空気に包まれた喧噪から速やかに脱出する。  高台への南斜面の坂道に差しかかり、無彩色の山の端に 熾火の燃焼が没するありさま、暫し観察する。  世界の一日の平安と行い充足・些かの悔い、明日への希望、いやがおうにも想わせてくれる。  暗灰色の牙城が崩れながら西方に引き寄せられ、茜に浸食される。   観慈悲に炎上する宮殿が瓦解、霧散、蒸発し、色を失っていくありさまは、いつ見ても感心する。  充実と安堵、成就の歓喜が這い上がり満たされる。  無彩色の編み笠の背後の光彩が奪われ、 やがて一気に、世界に冷気が降りて来る。  急いで逃げるように、何かに追い立てられる想いを懐き帰還する。

2004年2月7日土曜日

RealNetworks : RealOne PlayerとRealOne Player version 2、RealPlayer 8、RealPlayer 10 Beta、RealOne Enterprise に不正な音声/ビデオファイル再生でPCを乗っ取られる不具合の対応のため、 RealOnePlayer(無料)(右上グレー文字)を開き、ダウンロード・セットアップを開始 する。  早速、『おまえはすでにPealPlayerを持っている!』と宣う。  今のバージョン・種類やらを調べることもなく、構わずどんどんやる。  インストールが終わり、 何気なく薦められるまま、付き合い気分で リアルガイド日本を訪ね、”YUMING NET PARTY in Naeba 2004”(Movie)を見る。  華奢な肢体を宇宙ユニフォーム風に包み、しずしず歩み女帝を気取った風体で、勿体ぶった発言を行っておる。  やはり期待に違わず、次第に・だんだん不機嫌な気分が頭を擡げてきて、いっぱいになってしまう。   これはなんだろう!?。  やや鼻づまり風の声と、扁平おでこ面が動き回っている。  頭のてっぺんから降りてくる投げやり風な発声、全くビブラートが無く・潤いのない・フラットな・つっけんどな印象が拭いきれない。  安易に取り出され・並べられ・組み合わされ・粗雑に扱われた単語がつぎつぎに投げ捨てられる。   作為と欺瞞、とってつけたような偽善・虚飾の世界が浮かぶ、あるいは志向してるように、感じてしまう歌詞。  イマジネーションの構築を阻む、砂漠のような荒涼に襲われる。  スタンス・視点がとんでもない 異空間に置かれ、あるいは想定してるように感じてしまう。  聴き始めの初期に感じた、違和感が数年を経て、激しくぶり返し・露呈したようだ。  波状的に程よい時間を挟み、繰り返して聴き込むと、 一瞬好ましく感じることがある。  これを、歓迎し追いかけ、ヨロコビに感じたことが悔やまれる。  これは、難解を克服したわけでも、己の感性が磨かれ、ましてや向上したからではないだろう。   無論、資質や感性は戸惑う・難解な音楽を聴きこむことで、磨かれたり向上することはあろうはずもなく。  めいめいの、深くて計り知れぬ広さの、人類久遠の熟成の叡智!、”たゆたう記憶の海”が持つ魅惑の作用であると信じたい!。  

2004年2月8日日曜日

この新型ロボットに初めて遭遇した時から消えない引っかかりを 、己の未熟のせいかもしれぬと勘違いしたこともあり。  違和感・不快感を折に触れ長く感じていたが、やっと謎が氷解したようだ。  新型ロボットを見てから、ずいぶん長い日々が流れた。  興味を持ち続け 、もっと知りたい、新譜が待ち遠しい、憧れる、誰かに薦める、何かを期待する、心配する、心動かされる、 暗示され・鼓舞される、そして人生に役立つことこれらと一切がない、皆無である。  作為 が透けて見えてしまう、鼻につき 現実に引き戻される、これが苛々させ、我慢ならないのだ。  これは、NHKと同じ、プロではないものが持つ属性なんだろう。  制作側の姿勢・思惟・戦略が露わになり、 透けて見えてしまい、結果として内容を向こうに押しやってしまう、感動は吹き飛ばされどこかに。  哲学が稀薄なのだろう、 人生の根本原理を一度も考えたことがないのだろう。  『一億人の大質問!?笑ってコラえて!』の、真っ新で清潔な直球の溌剌、突き抜けた開放感、手垢に汚れていないキトキトの手応え、眩しい真摯さ、大陸的な鷹揚が すこしでもあれば。  音源盤は、試聴版(白ラベル)を含めCDが数枚、棚にあり捨てられることがない。  ちょっとしたヒントにそそのかされ、あるいはほんの気まぐれなきっかけで取り出す。   主にサウンドを愉しむことが、その動機である。  初期の”あの日に帰りたい”の 、何時だって、無条件にワク!〜*、ワク!〜*、させてしまうナイロン弦の、暖かい芯のある跳躍・余韻や、弾むような・踊るような軽やかなドラムを楽しんだんだ。  それからずっとひたすら、緩慢に衰退を辿っているように感じるサウンドの魅惑。  耳のための映画『MODULATIONS』(75分)で懐かしいサウンドを振り返る機会を得た。   しかし、しばらくはもういい、充分だ!、これは再び見ようとは想わぬ。  あまりにも編集の効果が大きすぎるからなのか!?、後味がなんとも芳しくないのさ。

2004年4月17日土曜日

ほうれん草は茹でたてが一番、炊きたてのご飯も、ホク!ホク!どんどん進む、止めどがない。  太陽光線をたっぷり・しっかり浴び、夜の冷気をかい潜ったであろう、緑深き しっかりした葉。  厚みのある頼もしい草を見つけるときは、嬉しい。  そしてそれだけで、制作の気持ちを駆り立ててくれる。  一束を過火力で一気に沸騰、冷水を 浴びせ、ぎゅっと絞り、猫のような赤き茎、枝、葉に切り分け皿に並べる。  皮むき胡麻を小さなフライパンで煎り、小さなすり鉢であたり、濃密な香を吸い ながらそのまま食卓へ。  ねっとりした、香ばしい匂い。  納豆、シラス、ネギ、鰺の干物、梭子魚の一夜干し、ひじきの炊き合わせ、トマトなどを毎日勉強・万能机で食す。  たまにパスタをいただくと、新しい出会いを感じ少し感動する 、そしてこれは一時のものであり普遍的でない・非日常であろうと。  高台で青い山嶺を眺めつつ風に吹かれ、山仕事のあとでゆっくり頂きたい、エスプレッソはきっと忘れないでなっ、(^ ^)。   市場に出掛け、開花に並べられた白きお造りを見つけ籠に。  ねっとり仄かに甘い半透明、魚の香は稀薄、感じられない。  どんどん運ぶ、いっこうに無くならない一輪は厚く、偉大であった。  魚 はちょっと!・(−.”−;)と申す御方にこそ、きっと食してみて欲しいなっ!、といつも想う。  竹麦魚(ホウボウ)さんは、惚けたようでもあり 、いつ見ても感心する、明晰な思考、敏捷な機動をもっていることは間違いない。  大きな鰭の派手に感じる鮮やか庵縁取り、おっとり鷹揚な大陸的な懐広さは外観であり、 とても分かり易い。  濃い黄の瓜が並ぶ、真桑瓜。  まったりした奥深い静謐な味を楽しむことができる。  盛夏の前に姿を消してしまう。  風のない キラキラした充足の遅い午後、ふらり!、バイシュクルで散歩に出る。  麦畑にさしかかる十字路で、馬のような歩きの犬に出会う。  ひもを持つ子は、ゆっくりと西へ向かっていた。  まっすぐ前方を捉え、深い思索に落ちてもいた。  ゆったりと弛んだひもは形であったが、実態を失っていた。  めいめいが、思索と解放を噛みしめているように見えた。   道の脇を並んで歩くお姿は、ほぼ同じ背丈に感じられた。  舞台の光景にしては、あまりにも自然で無理が無い。  歌が聞こえてきたと想ったが。  麦が少しのびてきた、茎は少し膨らんでいる。  精米を空中遊び場に置く。  雀が夜明けに歓声をあげていたが、獲物はきっとなかったはず。  ウバメガシの新しい枝はすっかり成就したようだ。  しっかり、存分に丈を張っている。  あっという間に15cmほど、広げた親指と人差し指の渡しぐらい伸びる。  放射状に8〜12枚の 、艶やかなピカピカの葉を広げる。  太い枝にも直に葉を付ける。  先端は風車のようであり、突進の衝動を秘めている。  艶やかな葉は、真っ新で透けて眩しい。  きらきら輝く潤んだ明るい表情が零れる。  楠のような 、いい匂いはなく、南風に翻弄され元気である。  葦で編んだ筒状の炭俵の底で、蜷局を巻いていたのと同じ木である。

2004年4月25日日曜日

Digitally Imported  は、フリージャズがたっぷり聴けてとても気に入っている。  忘れかけていたのや、聞き逃していたの、再確認の歓びが次々に登場する、夢のようでもある。  ANTHONY BRAXTON、ARCHIE SHEPP、CECIL TAYLOR、CHARLES MINGUS、Ken McIntyre、MARION BROWN、PHAROAH SANDERS、ORNETTE COLEMAN、SUN RA などの珠玉の作品が登場するのは、じつに気分がよろしい。  虚飾を排した、引き締まったフレキシブルな肩に力の入らない、緊張感もあるサウンドは美しい 。  思惟が澄明が満ち渡り、鋭気がふつふつわき上がる想い。  ”Donte”でN君達とこき下ろしていた、オスカー・ピーターソンなどは間違っても登場しない、と想う。  よくぞ選んでくれたと感心する。  自のLP、CDの棚から編まれたのではないか !?、錯覚をしてもいいくらいだ。  他薦でこれがなされるので、趣が際だつ、歓びがいっそう増す。  低速でのコップの中のさざ波のような変調を帯びる 高域は特有のサウンド。  鋭利な切り口の速射は、緊張を喚起させてくれる。  思惟の中心から澄明が生まれ、広がり没我の数瞬を楽しませてくれる。  無意識の力が じわじわ漲る。  室内に親密な静謐がたちこめ、新しいエーテルに満たされる。  精緻、礫の連騰、贅肉をそぎとした引き締まった音詩。  突出 散華する鮮鋭な打撃の衝撃、リードの囁き・振え、打弦の響音・戦慄、しなやかな脳天気ホーン。  実態を持つ波動の連綿が、哲学派生に直結されている錯覚の渦流に翻弄される。  波動が肉体に達し、実態がまず感動を呼び起こす、ほぼ同時に喚起された狂奔する情熱が理性を揺さぶる。  画像と異なり音詩は、文学と同じく活字やサウンドの主体が属性として思惟を呼び起こす。  客観から発し主観に終わる、これの連鎖で伝播する。  これらの感動生成プロセスが、記憶の海にたゆたっているので、個にして普遍の原則が貫かれる。  快感生成が遂行され、詩が生まれ、体が躍動し走り出す。  新しい衝突は、当惑と看過、不感、夥しい予感に満たされている。  全く不明、油断、冗長、隙のない研ぎ澄まされたディティールに感心させられる。  気ままに生の命ずるまま、?、衝動と衝突、発表、跳躍が繰り出され、うつろい霧散する。  美しい叙情詩がつぎつぎに発表され、爽快である。  覚えのある詩であるが、新しい邂逅の歓びが約束されている。  髄の核心を揺さぶり、しっかり 捕まえ鼓舞してくれる。  心と精神が洗われ刹那が更新される。  精緻と秩序、昂揚、止めどない発想、見事な展開、遷移、快いサウンドに遊んでいると時間を見失う。  他の音楽への無反応症状の回復には、時間を稼がねばならない。

2004年7月11日日曜日

朝は、スラヴ舞曲 - ドボルザークとともに開く。  憂愁と跳躍、寂寥が入れ替わり出現する。  いつでも、田園や荒野、草原、森が脳裏をかすめてくれる、きっと遠い日に観た光景に似ている。  清冽、なんだか懐かしいメロディー にある自然さ、生命の躍動感が、100万光年の彼方、第七銀河のキャンプからのスムーズな帰還には、必要なんだ。  雨音や木々のそよぎの趣が一番、しかしそのものではいけない。  河面を打ち続け、すっかり飲み込まれ 溶け込み、一体となり流れる、大粒の雨音が無上。  豆乳飲料 - ”麦芽コーヒー”を試してみた。  カラメルが鼻につくが、もう少しやってみよう。  CDの買い出しに出ようとして、玄関を出たとこで、たちまち雷と 鉢合わせ、諦める。  あたりが急に暗くなり、不穏な風が旋回し始める気配、そわそわ・ワク!〜*、ワク!〜*、してくる。  壮大な演目の起承転結を身近に、いつもの自然現象で楽しめることは、実に楽しみ〜*。  遠くの方で、『ドロ〜*ドロ〜*、ゴロ〜*ゴロ〜*』、建物の壁面が白黄に輝き、黒い雲が 低くたれ込み風を呼び、はためく幟や頭に俄被り物で急ぐ人影。  ボトボト、パラパラ、ザザー、 シャー、とたん屋根、コンクリート地面、柔らかいのや堅い土の露出、笹藪、里芋の葉、水田稲、とりどりの音が楽しめる。  巣くっていた澱がたちまち流され、爽快な風が起こる。  断罪の夕立はいつでも好きである。  大気の激しい上昇摩擦 による帯電、放電が提供する騒ぎはとても心満たされる。  大地が裂け、天空が割れるほどの大叱咤、怒りの情念が天上を覆い尽くす。  大音響は、全く五月蠅く感じない。  身体を貫き、駆けめぐるものは歓喜と随喜。  見事な起承転結の幕間劇である。   存分にプログラムを遂行、あっけなく行ってしまう。  祭りの後の断ちがたい寂寥をちょっぴり曳きずる。  砂にまみれた熱き肢体を降水に晒し、なにやら歌う。  映画のシーンではもの足りぬ、何時かきっと!。  アート・ペッパーを取り出し聴きながら、本を広げ午睡。  よどみや屈曲のない、しなやかな躍動するリードは甘い。  よどみなく繰り出され、次々に変遷を行う即興に感心。  正面から対峙して立ち向かう類ではなく、精神を解き放ちあれやこれや想いを巡らす時の、聞き流すべきもの。  企てや陰謀、覇気の衝動・躍動のためには上の珠玉がある。  

2004年7月12日月曜日

パック に貼られたパリッとした、清々しい白い割烹着風の、背丈のある人物の笑顔は端正で、寡黙に見える。  はばたきの一瞬に捕らわれたか、何かに目が眩み凝固したか!?、目が赤く背は青く腹は銀を放つ。  天日干しの鰺の開き(天日干し - 五十嵐水産)は、とても旨い。  透明の膜を切り裂き、背側からきれいに切り開かれ、仄かに赤みの差した冷ややかを取り出し炉に。  背から2枚に断ち、燦々たる太陽光を浴びせ浜風に晒した一品は、新たなる変化の最中であり、好ましい 匂いを流す。  仕上げの猶予は集中が必要。  何か考え事や油断をしているときっと失敗する。  満足の焼き上がりは歓びである。  皿に載っけてしばらく放置し、ホクホク感を期待する。  ライムを切り、上方からチュッ!。  鰺そのものが引き立ち、しっかりした歯ごたえが堪えられない、あっという間に消える。  この、もうちょっとのサイズがよい 、飽きさせない。  若狭名産、○海”小鯛ささ漬”を、清水でよく洗い、酸を流す。  半分に断ち、茗荷の薄切りと絡める。  九州産高菜使用 - ”高菜漬け”の仄かな苦み、酸っぱい香り。  赤のグレデーションが白に変わる、小指ほどの大根はピリリとした清冽がある。  ”プチ大根”は、絵に描いたようなかわいい奴だ。  炊きたての、ご飯が喝采を上げ甘く感じる、どんどん すすむ。  ”北海道かぼちゃの焼きプリン” - 西友、の絶妙の甘さ加減、素直さ、野趣は、またすばらしい!。  一日数杯の紅茶 ・ダージリンは、とても楽しみ。  黄、濃い茶、薄い茶、紫、橙、焦げ茶、暗褐色、さまざまな色合いが混ざっている乾燥葉を、スプーンに山盛り2杯、急須に。  幽かな 匂いの浮遊を確かめる。  どっしりしたシンプルなマグカップの遙か上から滴下する。  一筋の滝は成就し、存分に果てたようだ。  泡立ち、たっぷり空気が溶け込んだようだ。  夕焼け色で 暫し蒸らし具合を測る。  砂糖やミルク、レモン を入れなくなってからだいぶ経つ、ストレートが極上。  別の飲み物としての、ミルクティーは滑らかな喉ごし、そそり立つコクはとても旨い。  ダージリンの淡麗、深淵、広大のためには、マカデミアンナッツやカルシウムせん、ハーベスト - セサミをちょっぴり。  Venezuela Bitterは、カロリーが詰まっているから少々(≠適量)とすべし。   思惟は澄明に澄み渡り、意欲満々にして充足感が行き渡り、気持ちにゆとりと寛大が生成される。  あぁ〜*、ΘΘΠΠ〜になる。

2004年10月17日日曜日

丘陵を乗り越え南斜面を駆け上がりやってくる、 引き締まった西からの風。  背を屈め気味に、たくさん並んだボタンをあちこち押さえ、そしてうかぬ顔で思惟の暴走を堪えているている人物を唆し、荒野願望を駆り立て激しく誘う。  とても高い天空の碧が一切を 吸い上げ・解き放ち・鉄累を下すようでもあり、不安な解放感を起こさせる。  密やかな・ひめやかな熱を帯びた、無人世界に出かけたんだ。  渺々・ビョウ…*・ビョウ…*、大気の流れ摩擦を感じ、懐かしいヨロコビの気分!。  グィー…*ン、大きな弧を描く陸橋を一気に降下、ひどく歩きにくいゴツゴツの河原に向かう。  水と空気と石の密かな呼吸に満たされた眩しい広大。   白いゴツゴツを靴底に感じ、どんどん侵攻する。  剥き出しの圧倒的な無機質・荒涼とした無彩色に近い地殻の表衣、枯れかけた草木の永続性、作為が皆無の夥しい生態。  堂々として力に満ちた、微妙な優雅さの漂う風の絶えない平原に感心 、とても満足!。  奥深く巣くった屈曲や燻る憾みが、流れ出ていく。  燦たる落日の中に長い影を曳いていた建造物は見えず。  無彩色に侵された西方の山嶺の喝采を背に浴びて帰還する。  殺戮の罪を背負って、黒い木立を目指してひた走る。  枯れ草を踏み還る時はきっと後ろに籠があり、絶命した魚が笹の下で身をよじらせているんだ。  ドアを押し暗闇に薬草の気配を吸う。  ローズマリーは遠い日々に引き寄せる。  沈静、静謐、暗紫のエーテルは気まぐれにはためき、たなびく。  ジョルジュ・サンドとフレデリックが、屋敷の奥深く逃走する。  平底浅鍋に水を張り、白くアミノ酸が凝固した昆布を投入。  一時間ほど経って見ると、生気を帯びた暗褐色が伸び伸びとくつろいでいる。  トゲトゲの水菜をざくざく、 緑を帯びた暗褐色にそろりと降ろす。  透明な淡いピンクのポークの薄切りをその上に。  倶利伽藍豆腐 - 大山豆腐を掌で大きな賽の目に断ち、そろりと乗せる。  沸騰の音で火勢を下げる。  茗荷を芯に沿って断ち、トントンと薄切り。  ライムも準備。  ホクホクした高原で遊んだポーク、眼を瞠る賽の目 はするりとした喉越し、淡麗でさらりとして洒脱。  どんどん進む青野菜。  米国モートン岩塩&スパイスガーリック風味、イタリアンハーブソルトが体の芯をジンジンさせる。  頭上から落滴のダージリンの香りを吸い、落陽の透明を讃える。  甘栗が時期を迎えた。  長い間探していたCDを、ようやく入手した。  しばらく棚に投げだし、憾みの視線を送っていたんだ。  (^ ^)の手を煩わしたりしたことは、幾度と想いだす。  ちょっぴり感慨と連想が走る。  革が擦れる官能と、叩きつけ噴出するユニゾン、律動の多色洪水。  物憂い懈怠・憂愁に低弦が饒舌に付きまとい、 思惟が広大な地平に伸びる。  弾ける弦、5拍律、作為と肉声が混沌として風が起こり宮殿が出現する。  物憂げな憂いを帯び、自然な思わせぶりの発声、カラカラと弾けたり縦横に溌剌が零れる。  全編がボイスの魅力に覆われていて、気分が大変よろしい。  疾走のポリリズム、逃走を追いかける想い。

2004年12月22日水曜日

Afrika Underground - Various Artists 真っ新な、真っ直ぐに突き出したサウンドは、伸びやかな力に満ちている。  Jazzに付きもののエネルギーの不完全燃焼、くすぶり、屈曲感、圧が皆無であり、良いワインのような晴れやかさ、天上の爽快がある。  屈託が無く、肩に力が入らず、鷹揚で精気がいっぱいである。  ゆったりしたテンポで単調に繰り返され、安堵と静穏に覆われている。  いつしか大きなうねり、渦流に巻き込まれている歓びがある。  魂を奪われ惹きつけられるが、何だろう。  どこか、優しさが感じられる時があり、うれしい。  昂揚の時も、寂寥の夕暮れの時も、午睡の淵を彷徨うときも、屹立した律、広大な流れは変わらず、しっかり健やかである。  その日その日の万障を切り裂き、時間感覚に一つの句読点を打つ。  日と夜がたちまちそこから開花する。  けっして押しつけがましさがないので、湧くまま消えるままに明滅する連想を楽しむ。  手垢で汚れた俗音楽と違いが無いように思える、がどこを切り出してみてもキトキトの真っ新の血が流れている。  迎合や妥協、 類似、虚飾のかけらは見あたらず。  全世界の悩み多き正直者の、喝采と賛歌に満ちている。  ぼくらは、これをずっと探していたんだ。  CHATEAU CAP DE MERLE ”TRADITION”/Lussac Saint Emilion 1999、CHATEAU MONTET/Bordeaux、CHATEAU MOUQUET/BORDEAUX SUPERIEUR  清冽と渋みを楽しむ。  ほかに例のない含み豊かな喉越し味。  高雅なホロ苦みがあり、清冽が吹き抜ける。  ご飯が炊きあがる頃、小ぶりの湯飲みの刷毛でサッと曳いた線を眺めつつキック。  朝食のような夕食。  焼き海苔、炊きたてのご飯(お焦げは未だできないでいる。)、よくかき混ぜた納豆、焙った梭子魚の一夜干し、小松菜、薄切り肉を昆布出汁、ハーブソルト、岩塩スパイスガーリック風味で焚いたん。  明日も裏山に登り、畑を耕すんだ 、山芋も。  乾いた空気と枯れ木、落陽の暖かい呼吸に包まれた、冬枯れ前の充実。  頬を撫でる冷たい山風が静かな愉悦を呼び起こす。  K島さんの日に焼けた巨体からの太い声を耳の奥に残し、北の斜面を下る。  『…… …… なっ!。』  猛禽の肉を引き裂く叫びもなく、笹の囁きも顰めた眠ったような山林。  引き締まった冷気を斬り、遙か山嶺の蒼さを確認する。  光彩に縁取りされた山の端に見とれる。  孤高と終焉があり激しく惹きつけられる。  荒涼と虚無の冷気が追ってくる夕暮れの坂を墜ちる。  “狂気の文明からの偉大な逃走”からの帰還である。 

2005年5月4日水曜日

月日が流れ大気が倦まずそして激しく奔走、雨がゆっくりと地を這い、お湿りをもたらし、地からざわざわ生気が立ち上がる。  部屋にたれ込め、思惟にふける日々の繰り返しに倦む人物も、荒野願望が頭をもたげる。  Wilson を履き気持ちのいい、カッチリしっかりした圧を享受、歓びの散歩に出掛ける。  淡く・ピーチ色の西方の空、キラ!キラ!した光輝を浴びて走り出す。  構内の芝生、樹木が吐き出す 真っ新の吐息、青匂い風を 吹いながら西方に向かう。  白い太陽風が、乾いた高層の天空を滑空する。  昼下がりにきっと西に進む一筋の白い物は、果てしない気ままの碧に無し。  大きく盛り上がった橋の欄干に足を架け、風に吹かれ眺める野はずんずん、ぐんぐん青に浸食されておった。  川縁のたくさんの葦がそよぎ、畦道に小さな花弁が開き、羽虫のユニゾンがあたりに溢れかえるのも、もうすぐ、…*。  草面を 撫で、河原の灌木の梢をかすめ、巡航する西風に心奪われる。  きっと風か水、鳥の運送による種子が、永い月日を超えて孤高の大樹に到達したに違いない。  河原を眺めいちいちの事柄、ぽつんと孤高の樹木など、いろいろ思いを巡らすのは、喜びである。  一面の 開花のレンゲの下を這う溝で、チョロ〜*、チョロ〜*、甘露の囁きがキラキラ光る。  一面に生の蜂起の気配、構え。  タイコウチや、ゲンゴロウタガメシマドジョウ、蛙、オケラミミズが もぞもぞ駆け回る、発表する。  月に照らされた草をかき分け、鷹揚に物憂げに大きく伸びをする、饗宴の夜。  メリメリ、ザワザワ、日増しに木の芽は旺盛であり、ブナに覆われた雑木の斜面に厳しい陽光が燦々と降下。  背黒鰯(千葉県産)の 天日干し、筍、そら豆、イチジク、マクワウリの黄(キンショーメロン)に再会、美味しく食す。  イチジクは縦に4つに断ち、まな板に皮を押しつけ、石井スポーツで買った OPINEL 1 2 ナイフで皮を残して切り取る。  これを小皿に盛 り、いそいそ口に運ぶ。  ほうれん草はそろそろ旬が遠ざかりつつあり、葉っぱもんが少なくなるな。  背黒さんをきれいに美味しく焙る。  銀と深青、黒が美しい。  青竹串で目から顎を貫かれ、堅く口を結ぶ、4体が藁で結わえられている。  この藁を外す、見えない煙に刺されぬように。  口を開いたうるめよりも、繊細 とても柔らかい寛大である。  ライムをチュッ…*。  背がパチン!…*、と弾けすばらしい焼け色を見せる、少ない腑がほろ苦く嬉しい。  頭としっぽを並べる。  いい 匂いにそわそわする= (・。.・)= は、いない。  CHATEAU TOURS DE BAYARD 2000/ MONTAGNE SAINT EMILION AOC。  見晴らしのいい高台の風に吹かれ、ロイヤルブルーの天空を架けるかけ声を聴いたんだ。
 

2005年5月5日木曜日

注文から9日でトラック運送で着いた新しいPCの、環境設定を始める。  よく洗った深紺の衣服を纏った、華奢な肢体の”クノイチ”さんに、2回も訪問を強いてしまった、運送が思ったより迅速であり感謝、申しわけぬ。  余裕をもって銀行に足を運んでおけば、うまくいったんだ。  一瞬、脳裏を掠めたが、頑なな個がささやかな賭をしたんだ。  いわゆるAT機であり、OSはSP2迄待ち、CPUのクロック・メモリーは2倍に。  これが、購入の動機であり、形である。  Win98とその派生は手にしたことがない 、密かな小気味よい喜び。  IBM OS/2 Warpとは、一番真剣に付き合った気がする。  何をしようと・何が起ころうとも、決して押し黙る(ハングアップ)ことなく、不死鳥のように立ち上がり、拙いキー操作に真っ直ぐに応えてくれた。  形を変えた励ましを感じ 、背後に寛大な兄のような哲学さえ感じた。  秋葉原への電車の中で、食い入るように変則サイズの重いマニュアルを読んだ。  例によって、何が!?なのか解らぬ状態では、とてもはがゆい想いをした。  総じて、マニュアルと云うもんは初めから順を追って噛みしめて辿るでなく、大要を把握してから読むと、どんどん視界が広がり・一切・細部がよく見え・著者の気持ちまで推測出来る、そんなしろもんである。  一番幸せな利用のあり方は、ちょっと詳しく知りたい、あるいは確認したときにパラ…*パラ…*と、めくって読むときに尽きる。  何年か人生を過ごし・いろいろあり、いわゆる文学作品を、静かな昼下がりに読み返す時の、ヨロコビにとても似ている。  あれから、物であり、道具ながら裏切る要領のいいOS(Win)に一切期待しなくなり、用心深く利用する。   砂漠のようであり、オアシスは見あたらず。  MB : Intel(R)D925XECV2 *、CPU : Pentium4(R)560J 3.60 GHz 800)HT 775 pin  *、VGA : ASUS EAX800XT(RADEON X800XT)256MB/PCI-E 、CD-ROM : Panasonic SW-9585-C(+DL対応S-multi) *、FD :TEAC 7in1カードリーダー付FDD(FD-CR7) *、MEM : DDR2-SDRAM 512MB PC4300ECC無CRUCIAL(Mic×4)、HDD1 : 250GB S-ATA150/7200rpm(WD2500JD) *、HDD2 : 120GB S-ATA150/7200rpm(WD1200JD) *、OS : MS WindowsXP Pro SP2 1。  BIOSを書き換え、Cドライブの120GB S-ATA150を、250GB S-ATA150 に、Dドライブを、120GB S-ATA150に変更し、OS : MS WindowsXP Pro SP2 1 をCドライブにインストール、Dドライフから削除。  VGAのドライバー、ユーティリティをセットアップ。  MB、CD-ROM、VGA、モニター、マウスのドライバー、ユーティリティなどをインストール。   キーボードは、”Justy ACK230、JKB-109S”と出会ってから、直ぐに愛着が起こり、永い間ずっと軽快?な打ち込みを提供・支援してくれた。  勉強机に方形のプラスチックのトレイを運び食事をしておった。  2台目の白い板の左に、ちょっぴりみそ汁を引っ掛けた、4個ほどキーが効かなくなってもた。  直ぐに西方に向かい数軒回ったが、どこにも見あたらなかった。  Insert〜 PageDownキーのブロックが一段下にずれた、不本意な黒い板も馴染みかけたこの頃、JKB-109Sと寸分違わぬ”ACK230、Solidyear”を ムラウチで見つけて、即座に獲得、¥2,394也。  IBM AT、極細縁、標準キーサイズ・配列+[スタート]クリック、〃右クリックボタン。  ほどよい重量(0.94Kg)、ぴたりと机に着地スタンバイ完了!、絶妙のストローク・クリック、静穏。  旧友なのにスペアー?、をきっと確保するんだ、雨が降らなければいいなぁ〜*。

2005年5月6日金曜日

4年前の記憶を頼りに、環境設定を進める。  モデムは、2003年8月24日日曜日に、ヨドバシカメラで入手したADSLモデム-MN III を使用、ADSLモデム-MN III を回線に繋ぎACコンセントを差した途端に『ADSL回線のリンクが確立しています。』状態になる。  PCからの設定・PC側のネットワーク設定などは一切無用。  Atermのらくらくアシスタントの設定を、”外付けモデム”に変更済み(ルーター内に記憶)、めでたく網に入れることに。  ルーターは、2002年8月6日火曜日、大型店には在庫が無く近所のPCショップで取り寄せて貰った、Aterm/ フルレート8M対応ADSLモデム内蔵ブロードバンドルータ PA-WDR85FH/CE/ 仕様 を使用。  (1) WarpStarに添付のCD-ROMから、”らくらくアシスタント”をセットアップする。  ※:WindowsXPの設定やNTTから送られてきた”FLET'S接続ツール”は一切手を付けない。  2重にやってはいかん、いわゆるPPPoEプロトコルはOSに頼らず、OSの負荷を軽減し、快適な環境を作るから。  ”らくらくアシスタント”に全てを委ねる。  (2) 洗練さをどんどん増していく”らくらくアシスタント”画面から、USBポート設定を行い(済み)、USBケーブルを接続する。  (3) ローゼットからADSL回線ケーブルを接続、”らくらくアシスタント”画面からガイドに導かれるまま、回線とWarpStarの設定済みを確認する。  同様に、インターネット接続〔ISPへのログインIDやDNSアドレス、パスワードなど〕を設定、保存済みで確認のみ。  (4) これで完了、たちまち夢のような素早さでWebが現れ切り替わり動き出す、あっけにとられる。 (´○`)  WinXP機(www)からWin2000機(xxx)へアクセス、ファイル獲得のため、共有接続をやる。  参考 : Windows XP Professional : IT Pro のための Windows XP Professional に関する How-to 記事 > Windows XP - フォルダとファイルの、アクセス許可の共有設定、アクセス制御で、ファイルを使用者を制限、簡易共有を無効にし共有フォルダをパスワード保護  (0) Win2000機【スタート】-[コントロールパネル]-[ユーザーとパスワード]-ユーザー名、パスワードなどを設定。  (1) Win2000機【Explorer】 - 対象ホルダ(=yyy)ー右クリック、[共有] - ◎ このフォルダーを共有する、[アクセス許可]-[追加] アクセス許可を設定。  (2) WinXP機【Explorer】 - [ツール] - [ネットワークドライブの割り当て]、ドライブ =” Z: \\xxx\yyy”  を設定。  (3)  WinXP機【Explorer】 - から、”[+] 'xxx' の yyy(Z:)” をクリック、共有フォルダーを開く。  (4) ファイル獲得などを完了後、共有(yyy)を解除。  Win2000機(xxx)からWinXP機(www)へ アクセス、ファイル獲得のため、共有接続をやる場合は。  (1) WinXP機【Explorer】 - 対象ホルダ(=zzz)ー右クリック、[共有とセキュリティ] - [v] ネットワーク上でこのフォルダーを共有する、共有名[ zzz ]が表示される。  (2) Win2000機【Explorer】 - [ツール] - [ネットワークドライブの割り当て]、ドライブ =” E: \\www\zzz”  を設定。  (3)  Win2000機【Explorer】 - から、”[+] 'www' の zzz(E:)” をクリック、共有フォルダーを開く。  (4) ファイル獲得など完了後、共有(zzz)を解除。  ビデオカード - EAX800XTの”SmartCooling”機能を試した。  電圧や動作クロック、温度などを監視するモニターツール”SmartDoctor”に含まれている機能。  グラフィックスチップの温度に応じ、ファンの回転数を制御。  ビデオカード動作音が大きく異なり、Webブラウズなどのあまり負荷がかからぬ時は、じつに静謐な動作音、”明るいひんやりとした土に屹立する、竹林をすり抜ける風”を提供する。

2005年5月7日土曜日

ATOKは、環境設定に不可欠なので、最初にセットアプしました。  URLやアドレス、アカウントを記述しておる単語ファイルも。  単語ファイル(xxxxxx.txt)は、作成ATOKのバージョンが、トップ行の ”!!DICUTxx” xx部分に自動的に記述されている。  新しいバージョンで作成した単語ファイルを古いバージョンのATOK辞書ユーティリティで一括処理 - 単語一括処理(読み込み・コピー・インポート)しようとすると、エラーメッセージが出る。  この単語ファイル(xxxxxx.txt)のトップ行の ”!!DICUTxx” xx部分を小さい数に書き換える、と成功するのサ。  ATOKの振る舞い(入力文字種・入力モードなどの切り替え)がぎこちないので、ひと通り落ち着いたところで、再インストールをやると、見違えるほど素直・溌剌・明晰な働きをおこなってくれるようになった、前にも同じことが。  今回は、Microsoft IMEは、この目的のためにしっかり動作停止(≠非選択)にしている。  IME設定メニューの場所は、Windows2000までは、【コントロールパネル】-[キーボード]にあったが、WindowsXPから 【コントロールパネル】-[地域と言語のオプション]-[言語]-[詳細]-【テキストサービスと入力言語】-[設定] に変わっていることは、予め調べていたので、すんなりとな。  Internet Explorerのお気に入りを、 C:\Documents and Settings\xxxx\Favorites にコピー。  IBM ホームページビルダーのツール、ファイル転送に設定していたFTP情報(FTPサーバー名、FTPアカウント、パスワード、初期フォルダー、……)を、別PCにコピーする。  【Explorer】-[ツール]-[フォルダーオプション]-[表示]-[ファイルとフォルダの表示] : ◎ すべてのファイルとフォルダを表示する、をしっかりと。  場所は、C:\Documents and Settings\xxxx\Application Data\IBM\HomePage Builder Version xxx\Site\*.*  \Siteと内容ファイルをバックアップ、コピーする祢。  場所の前部分は、環境で少し異なる。  なんの問題もなく完。  FrontPageの、ツールバーを表示しない君は、[ → ↓](すべてを表示)アイコンを探すのに、きっと数日かかるかも、またもや。   ローカルのHTMLファイルを開く度に、黄警告!メッセージがトップ行に表示されてまう。  【Internet Explorer】-[ツール]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[イントラネット]-[既定のレベル]で、解決。  こんなことで、2日も翻弄されてもうた。  Sun Java 2 Platform Standard Edition 5.0 のダウンロード 1 2 - J2SE Development Kit (JDK)、J2SE Runtime Environment (JRE) v.1.5.0_03 をセットアップ。  Java Appletで日本語が化ける・非表示に数件遭遇。  Microsoft Java Virtual Machine (MSJVM) を想定しておったか。  対応は未定。 

2005年5月14日土曜日

いつものように、タスクトレイに勝手に常駐する”Apple QuickTime” の 居座り排除をしようとした。  (1) 【スタート】-[設定]-[タスクバーとスタートメニュー]-【タスクバーと[スタートメニュー]のプロパティ】-[タスクバー]-[カスタマイズ]-[QuickTime] : ”常に非表示”に設定。  んが、ゆうこと効かぬ。  (2)前版(〜v5.x)のQuickTimePlayerのパネルにあった、”常駐解除”メニューは見あたらず。  (3) 日本Googleで検索すると、あった。  (4) 【スタート】-[ファイル名を指定して実行] : msconfig をタイプイン、[OK]  (5) 【システム構成ユーティリティ】-[スタートアップ] : [v] qttask のチェックを外す、[適用]  (6) 再起動、忌々しい、行儀の悪い不作法な”Apple QuickTime”をやっと退けた。  沙汰があるまで、控えておれ!、たま〜に使うから。  MSOffice10に付属の、Photo Editorは、画像の背景の透明化が素早くできるので、重宝しておった。  これが見つからず、探していた。  どうやら、ライセンス認証後?に出現するようだ。  トリミング、サイズ、色・明度変更に重宝なMSOffice11に付属の、Picture Managerもそうかもしれぬ。  FrontPageは、〃98から、Officeは2000から、丁寧に順を追ってのセットアップが肝要。  アップグレード版の近道(煙管)セットアップをやると、エラーメッセージの頻繁、数倍の手間と時間がかかることは 既に明らか。  Windowsファイアーウォールの、Windows Updateを、”手動”にすると、Windows Updateができない。  Windows Updateサイトに手動でアクセス、自動でUpdateする場合は、”自動”と称するらしい。  Microsoft Windows Update version 5 の総合情報 1 ”Windows XPのWindows Update機能が本格的にv5へ移行開始”も完了しました。  【コントロールパネル】-[システム(のプロパティ)]-[自動更新]- ◎ : 更新を通知するのみで、自動的な……実行しない、で”手動による自動更新”環境がやっとでけた。  【Explorer】-[任意ホルダー]-[右クリックします。]-[アイコンの整列]-[名前] で、ファイルを名前の若い順に並べ替えると、Windows2000ではファイル名の数字部分を”文字列”で処理するが、WindowsXPでは数字部分を”大小”で処理する。  思ったように並ばない、Microsoftサポートオンラン > サイトの検索 : 数字 ファイル 並び順、を行うと、”名前に数字が含まれるファイルやフォルダの並び順が Windows XP と Windows 2000 で異なる” がヒットした。  思ったとうりの結果が得られた。  WinXP究極の裏テクニック を参考に、WindowsXPの快適環境を作る。  Win高速化 PC+は、心強い、頼もしい。  環境設定の状態確認や復旧方法が解り易く、違わず遂行できた。  起動速度を2倍にしてくれた、すばらしい。  前から気になっていた起動時のメッセージ、WindowsXP - 『グループポリシーを適用しています。』、Windows2000 - 『セキュリティポリシーを適用しています。』 が、退いたのが気分がよろしい。  3 フォント削除2や、JavaVMを追加高速ファイル検索インターネット一時ファイルを自動削除お気に入り編集コンテキストメニューにアプリケーションを追加セキュリティパッチの実施状況ソフトをスタートメニューに登録使わない周辺機器は無効にしてメモリ節約パフォーマンス向上123ファイルの関連付け変更リンク切れチェック停止なども 、参考にしました。
 

2005年5月15日日曜日

10時前に覚醒、タイマー仕掛けの”♪”は覚えがない、鳴らないことはないはずなんだ?。  朝は、スラヴ舞曲 - ドボルザークとともに、開くのだが。  ぐっすり眠ったとは思わないのは、きっと先ほどまで夢の中を奔走していたから?。  100万光年の彼方、第七銀河のキャンプでの奔走、はなはだ長い 夢を見た日は、体の芯が重いような気がする。  人工音で、冥界から引き戻され気分は、はれ晴れせず。  どんよりと無彩色の天空、 重い体を起こし、何も考えずにキッチンに立ち紅茶を煎れる。  黒い紙箱の封を切る。  TWININGS PRINCE OF WALES TEAを、茶の煎茶用の急須にスプーンに山盛り2杯。  待ちきれず早めにマグカップに滴下。  ダージリンとは異なる、嫌な薬のような忌みなエッセンスが 舌の上で広がる。  好きになるのには時間がかかりそう、もしかしたら嫌いのまま。  森永アロエヨーグルト、牛乳を冷蔵庫から取り出す。  かしわ堂カルシウムせんは、いつでも美味しい、飽きることがない。  サクサクと絶妙の歯ざわり、小魚粉末を配合とのことだが、そのことは舌では感じられず、美味しさでいっぱい。  お昼を作る。  ほうれん草を2束、深鍋で茹でる。  小松菜のおすましを作る。  背黒イワシの天日干しを焙る。  昨夜、白い粉(アミノ酸)の 付いた黒い四角を2枚投入しておいた浅ナベに、アゴ(トビウオの干物)の粉末パックを2個投入着火。  長ネギを一本、 斜に切り投入、砂糖ちょっぴり。  沸騰したほうれん草を、長い竹箸でひっくり返す。  これは、いつでも気が抜けない、絶妙の歯ごたえを成功させなければつまらない。  網かごに開け、もうもうの蒸気を浴びる。  勢いよく水ですすぎながら、茎からそろえる。  両掌で押さえ、水を切る、きれいに断ちほどよく水気を絞る。  小さなフライパンで胡麻を炒る。  色が変わり、油が侵出粘りが出てきたところで、小さなすり鉢で擂る。  これは、このまま卓へ。  冷蔵庫はしばらく、香ばしい濃厚な喝采に満ちる。  

2005年5月16日月曜日

浅鍋に、小松菜、春菊、三浦沖海洋深層水豆腐 - くらまき豆腐店 を半丁、手の平で賽の目に切りそっと投入。  卵を割って投入、有賀さつきが料理番組で片手で割っていた 光景が、きっと脳裏を過ぎる。  熊田曜子、新山千春は有賀さつきと笑顔(魅力点)がそっくり、といつも想ってしまう。  そして、Hello Kitty顔なんだ〜*、 =(・。.・)=。  胡椒をパラリ…*、醤油を入れまもなく火を止める。  いい焦げ目に焼けた背黒さんに、ライムをチュッ!、…*。  本を広げ、お茶を飲んでいた。  ゴロ〜*、ゴロ〜*、好ましい音響が遠くのほうで提供されておるな、と感心しておった。 俄に暗くなり、前頭葉が少し痛む、パラパラ、ボトボト、カタンカタン、騒がしくなる、黒い雲が風を呼び雹が落ちてきた。  天と地の間で繰り広げられる、起承転結は胸の空くような歓喜。  地面は乱舞跳躍するもので、狂奔に満ちている。  ○6〜8mmの霙が激しく地に叩き付けられ、50cmほど跳ね返る。  下界の遠慮のない喧噪・狂乱・清浄活動により、人物はとたんに心が軽くなり、穏やかさを回復する  西の方は明るく晴れていた。  バイシュクルで、いつまでも明るい光彩を残した西空に向かって走った。  清々しい安堵の風が、びょうびょうと耳を切る。  SALIF KEITA/ Mouffou/  016 906-2  を聴く。  コロコロと転がり、明晰に跳躍する拍、少し掠れた優しい甘いボイス、寂寥が侵出する。  心を奪われ、時間が止まる。  乾いた弦が弾け、鼓が絶妙に打たれる。  全身に電気が走り、ピリピリとそよぐ。  精神が、研ぎ澄まされ、一切が後退し賛歌にあふれた、地平に遊ぶことができる。  感謝の魂が目覚め、生きていることに充足するのサ。

2005年6月3日金曜日

不安定な陽気、たれ込めた雲間から、すかさず白い光輝の照射。  蒼白な燦光、目指す方向の定まらない気まぐれな風に煽られる。  光沢のある石が敷き詰められたばかりの、歩道がまぶしい。  新しい幾何模様、テクスチュアーの上を進む。  純潔無比の倨傲な大岩壁を切り取った錯覚。  明るい店内に入り、少し窮屈な椅子に落ち着く。  濃いめのつゆ、ネギとおろし生姜で、しこしこの縮れざるうどんをいただく。  生姜の放つきっぱりした爽快、寝過ごした朝に、清浄の風が流れる。  『塩で……。』  綺麗に切ったレモンを掴み、清冽な香りの果汁を滴下。  ホントにかわいい若鮎は、苦みに奥深い 喚起力が感じ入られ嬉しい。  琵琶湖産 天然稚鮎の天盛うどん - 稚鮎2尾、えび、なす、いんげん、レモンカットつき 680円  新芽生姜も楽しみ。  ミスド゙ に寄りメープルマフィン などをゲット、アメリカン を飲みたかったが、いい席がなくあきらめ。  森閑とした午後の空白の一瞬、トウモロコシ畑を突っ切り、街道脇のサンマルクで、 ガーリック・チーズ・蜜の焦げた香ばしい、ピリピリが嬉しいパンをゲット。  新じゃがをほどよい厚みに輪切り、電磁波炉で激しい分子運動を強制。  新しい香り、初夏の麦風、 青匂い特有のえぐみがやさしい。  まじないほどのイスラエル岩塩をパラリ。  ゴラン高原の荒涼、熱っぽい暗鬱の昇華を摂取。  ダージリンを飲みながら、ほくほくした歓迎を受ける。  倦むことがない、一口ごとに新しい風があり、発表があり、キラキラした生体の反射が起こる。  少しずつ、体と精神、分泌、循環が目覚め、生き生きしてくる。  無言の祝歌が澎湃とわきあがる。  しっかりした一日がはじまる 気が起こる。  食事の楽しみは、めざましい材料を発見し、あれこれ考えつつ作ること、デザート、お茶を飲むことに尽きる。  主菜は必須であり、務めであり主題である、主体であり生の根元である。  しかし、消費であり、摂取であり、還元、エネルギー補給である。  惰性ですらある。 

2005年6月4日土曜日

後のお茶は、終演であり、発起である。  陰謀する愉しき至上のひとときに違いない、真摯に、静謐、鷹揚に、そつなくを大切に。  ダージリンは、それを頂くことを目的としなければいけない。  白い板に埋め込まれたプラスティックの突出で、モグラたたきやりながら、豊饒の香りやめくるめく覚醒を、ないがしろにすることはいかん。  鳥獣魚の挿絵のある大きな本を広げ、どっしりしたマグカップから立ち上る湯気を物憂げに見やり。  ゆっくりと熱きものを口に運び、 湯気を吹いながら下唇を磁器にあてがい、椿科の灌木が繁茂する高原を想わなければならない。  部屋に緑の吐息の風を通し、非常な純潔さを保ち、朝露がキラキラ輝く広い草原が広がるのを感じたり、港をめざして進んで行く上げ潮を感じなければいけない。  『……っ!、 (^.^ ;)』  ガーリックやチーズ、メープルの焼けた香ばしいのを備えておくべきだ。  磁器から喫水が次第に沈み遂に消えるまで、森羅万象のことがらに想いを馳せ、感謝しなければ。  活字がむっくり起きあがり、勝手に叙事詩や叙情詩を提供する。  灌木は一本一本の、土塊、幹、枝、葉、光沢、ぬれ具合、緑化の濃さ、ギザギザの形・起伏を丹念に、注意深く観察する。  磁器の空虚を後に、荒野に急ぐ。  いつものように、カバンからカーキ色を取り出す。  ”SUN”のマークとそっくりの鍔の長い”Columbia”のキャップを取り出す。  こんなめんどくさいことをするのは、寝起きのキックされない朦朧とした状態の脳髄で 、忘れものをしないためである。  脳天に光波が降り注ぐ野外では、帽子なしでは危険で過ごせないのだ。  キャップを忘れ途中で引き返した憂いがよぎる。  見晴らしのある高台の端にさしかかり、ニセアカシアのアーチをくぐる風が顔に当たると、よい一日になりそうで嬉しくなる。

2005年6月5日日曜日

見開いた深紅の眼孔、尖ったくちばし、小魚を捕獲したどう猛な歯。  透明の円錐が見事に並らぶ、いつ見ても鋭利さに感心する。  ニンフや羽虫に似せて作る、フライのフックはこうでなければいけない。  よく研がれた楔は、よく見える方向からは、触れた途端に唇などに刺さると確信する。  マスタッドのこれは脆い、堅くて折れるのではなく、水底の石や岩にぶつかり負けて曲がる。  がまかつの鉤は、見たところくい込むかもしれないが、刺さらないと想う。  爪にそっと立ててみると、たちまちさりげなく、しかりと着地点に静止する。  試しに指で行うと、血が滲むが痛点がない。  渓流の宝石、パーマークを指してこう呼ぶが、きっとこの円錐を打ち込みたいと欲す。  スエーデンの楔では、申し訳ない。  まっすぐに推進する、閃光のしなやかな運動には、曲がったものはそぐわぬ。  梭子魚の一夜干しの胴を断ち、2分する。  力を込め、堅い骨に挑む。  チタン合金の刃には鋼の潔さがなく、前進の意欲もない。  薄い網目模様の蒼い背は焦げず、腹の銀に気まぐれに、黒豆の焼け目が付く。  皮の方に反り返り、内側は蜂蜜色に変化を遂げ 、堅い被服で覆われる。  色合いや匂いのみで、焼き上がりを測ることは困難である。  かわいいどう猛は、精悍になり憂愁を湛えて、炉から這い出る。  さらなる干物の進化をとげ、いっそう”サカナ”臭さは濃厚に、好ましく純度を深める。  生物は見事に、食物に成就した。  存分の個を香ばしい気化で明晰にする。  人物は、安堵と得心を得た。  黒潮の帯が迂回する、室戸沖の深層水の木綿豆腐を食す。  鍋を這う昆布の復活を見届け、アゴ(トビウオの干物の粉砕パック)を2つ投入、沸騰 を見ととげ 、これを取り出す。  分葱、タマネギをいつものように切り入れる。  砂糖、胡椒をいつものように。  ジャガイモの皮を剥き、輪切り、室戸を掌で賽の目に。  醤油をドボッ…*、卵を投下。  火力を停止、暗褐色の帯を引き上げた。  新ジャガは歯ごたえと、青匂いえぐみ攻撃を堪能。  木綿のしっかりした歯ごたえ、人物を黙らせる絶妙の優雅さ、軽やかさが実に嬉しい。  絹だときっと、 滑らかな繊細さにひそむ、したたかなしつこさが残る。  木綿はきっぱりした洗いざらしと同じ、飄々として潔い。  同じ材でもこれまで変わるものだと、手仕事にいつも感心。  なぜ同じ値段なんだろう。  よくない事の始まり、進行中であろうか。  手遅れに相違なく、とんと我関せず。  

2005年6月6日月曜日

不意に、Francoise Hardy が聴きたくなり、ねこの棚の前に立つ。  寂寥と優しさのボイスに、艶めかしい褪めた狂気。  きっと口を尖らせて、『ゥ ……、…*』  少年のような、ぐずったような余韻。  どんどん遠ざかるように感じるんだ。  Jane Birkin を、ねこの棚から探しだし、椅子に四肢を延ばして聴く。  目眩くハモンドオルガンの奔流に流されまいと囁く。  言葉をぶっきらぼうに、次々に投げやりに優しく放出する。  『昼下がりの情事』のエンディング、列車を追いかけながら次々に恋人の名前を 挙げる。  過ぎる映像はこれしかない。  鼻に抜ける子猫のような、あっぱれな子音の連射に感心する。  ブラームスの、Poco allegretto/No.3inF のボーカリーズのおまけには少し驚く。  ラテン系の発声が、耳に優しい風を運んでくれる。  少女/五輪真弓 を探す、厚みのないCDはなかなか見つからなかった。  同じ段を3回も探索し、やっと見つけた。  空中浮遊のような、写界深度の浅い能面ジャケット絵は、かわいい、面白い。  ピンッ…*、と張った危ういボイスは偶に接すると、目映い朝日と清冽な窓風を呼ぶ。  愛はすべてを赦す/坂本龍一・加藤登紀子 は、見つからず。  畢竟の打弦、沈潜の大理石の硬質、優しいボイス。  めらめらと炎が這ったよう印象の、脱色のジャケット絵。

2005年6月28日火曜日

朝は、ゆっくり起きようと決めていた、しかし早く起きた。  あてのない重い頭で白い扉を引き、冷たい牛乳をゴク!ゴク!、うまい。  ”新じゃが”を輪切りに、特製塩をパラリ!、…*。  鉄の箱で電磁波を浴びせる。  ガーリック添加の小ぶりのフランスパンをスライス、オーブンで少し焼く。  Boursinチーズは泡のようにはかなく溶けて消える。  輪切りは、ねっとり粘りがはあり、ほくほくとして寛大、青 匂い野趣の手荒い歓迎を確かめて、嬉しくなる。  個にして普遍である、既にシングルモルトは完。  これだけで、充分であり対位法を排す。  充分に食した後でも、新たなる精鋭の希望・期待がある。  時間や距離を超えて、不思議な誘惑の存在。  赤く焼けた炭火”おき”に置いたジャガイモ、焼き上がりが外観から測ることがとても難しい、が悪魔的な味、 匂い。  いつでも、何十年を経ても、キッパリと想うことができる。  鎌倉・ホワイトロースハムの 抗しがたい癖、匂いと個性を、ほどほどにやっつける。  かしわ堂カルシウムせんは、ダージリンとのすばらしい対位法を発揮する。  破砕音は気持ちがよく、心満たされる。  たっぷり、どっしりの円筒磁器は、充分である。  白が垂れ、ささくれた赤土、萩焼もすばらしい。  素のダージリンの魅力、寛容、剽悍な憂愁、他に例のない含み豊かな味。  もっと早く、出会いたかった、見過ごしていた。  本を広げ、うとうとしていると、吐き出し窓に、 =(・。.・)= の影が動いた。  そのまま錘に吸い込まれ、深い睡魔の淵に落ちる、あぁ…*。  ねこの気配もすっかり霧散した、寂寥が侵出する遅い昼。  麦畑が、茜に満たされ、無彩色に侵される頃、箱から這い出す。  有象無象は押し黙り、物陰から妖怪どもがするりと滑り出す。  夜気を吹いながら、家や木々、塀、生け垣を観察し、格子路を縫って走る。  まだ、虫どもの発表や交歓のシグナルは、時期ではない。  無機質、冷徹な安息の頃である。  

2005年6月29日水曜日

角を曲がったあたりで、樹木の吐き出すしめやかな青の匂いが一瞬掠める。  釣り竿を担いだ、帽子を深く被った侵略者に出会わない。  背丈に近い、大きな白い犬とならんで真っ直ぐに前方を目指す子にも出会わない。  学校の向こう、欅の大木の下、明かりにたどり着く。  端正な落ち着きのある広いどっしりした机。  さっぱりした極上のさくさく、絶妙な優雅の漂う愉しみ。  背筋を伸ばし、欅の下のバイシュクルに跨り、西方に帰還。  同じ場所であり、全く景色が異なる夜気を顔に受け推進する。  い っそう暗黒が盛んになった無彩色に吸い込まれる。  Flexible Renamerで、Internet Explorerのキャッシュ(C:\Documents and Settings\xxxxxx\Local Settings\Temporary Internet Files)からコピーしたファイルの、ファイル名の修正を行う。  ”C:\name\……\新しいフォルダ” などにあるファイル名は全て、ykufuu[1].wav の如く、[1]が付いている。  先ず、この[1]を取らねばならない。  flexrena730/ホルダーの、Flexible Renamer.exe をクリック、【Flexible Renamer v7.3】を起動。  ”C:\name\……\新しいフォルダ”を開く、[メニュー]-[[数字]、または(数字)を削除] を指定、新しい名前の列に、ykufuu.wav などが表示される、[リネーム]のクリック、[OK] で完了。  あるいは、[v]高度なリネーム、プリセット >[数字]、または(数字)を削除、でも同じ。  夜Free Jazz を聴く、心と精神が解され、生気を取り戻す。  企みや希望がわき起こり跳躍・飛翔がかなう。  夜ふけの戦慄を癒してくれる、熱いエンジンをなだめ冷ややかな冷静をくれる。  新しいのや懐かしいもの、いずれも聞き逃すのが惜しい。  他薦であり、意外性もあり倦む心配が皆無、いつでも期待以上のソリューションがいっぱい(IBM)である。

2005年7月13日水曜日

炉から強烈な、焦燥臨界の焦げ匂い 、いいにおいが流れ出す。  真っ赤な熾きに投げ込んだ、光沢のある丸い黒はもっとすばらしい。  みごとに焼けた、パンパンの膨張をステンレスに投げ出し、フォークとナイフで皮を剥ぐ。  茶と緑から、精妙な捉えがたく、逃れがたい、核心を直に鼓舞する淡い味覚。  大ぶりの焼茄子を2個、極上の醤油をパラリ…*。  他に例のない含み豊かな味、あえかな、高雅なホロ苦み。  夏は、ナス科の帝国が燦然と君臨する、脳天からの照射をよろこんで受け旺盛に繁盛する。  星形のパラボラと黄の放射器を、皆備えており、虫けらどもを睥睨しつつ、アルカロイドを放つ。  胡麻や唐辛子、ピーマン、ジャガイモ、トマト、タバコ、ホオズキ、クコ、茄子。  親の意見と茄子の花は、千にひとつの無駄がない。  CHATEAU TOURS DE BAYARD 2000/ MONTAGNE SAINT EMILION AOCはその対位法。  どっかりと地を踏みしめ、沈痛な深い呻吟と感性と思惟が肩に滲んでいる。  極彩色の曼荼羅は、親密な静謐がたちこめたステージで開始される。  巨体のちょっとした手先の所動、目の発光で新しい宇宙が提供される。  英知と眼力と詩情があり、いつでも“真人”の風格を想ってしまうのです。   卓抜な発想が随所に感じられ嬉しいのである。  止めどなく押し出してくる、広くて厚くて深いものがある。  思いがけない洞察力の沈潜、飛躍、侵出、傑出。  夕陽のように燦たる昂揚がくるめき、燃え立つ生への愉悦である。   ホーン、リード、アンサンブル、全てに密やかだが、天上的な賛歌に満ちている。  何かを手に持ち、振り回しながら、剽悍な憂愁を湛え、悠々と飄々と推進。  朝露がキラキラ輝く広い草原が広がるのを感じたり、港をめざして進んで行く上げ潮を想うのさ。 『暑い季節は、熱いもので乗り切れ、立ち向かうのがよい』、だそうですが、人物には難解で項垂れてしまう。   しかし、暑いときのSan Raは、心と皮膚感覚にしっくり好ましく感じるのは自信がある。  お勧めの夏のメニュー。  吉野川スイカ、たっぷりの果汁、清冽な爽快、さっぱりキリリとした極上の甘み、強烈な夏のキック。   やはり、鮎(≠Ayu)の匂いがした、微かだが事実だ。  Ayuのそれはとんと存ぜぬが、前者はよく知っているし愛してさえいる。  やはり今夜は、塩焼きになる定めなのさ。

2005年7月16日土曜日

VGA : ASUS EAX800XT(RADEON X800XT)256MB/PCI-E、のドライバーのアップデートを行った。  ASUS ATI VGA card driver version 8.141 for Windows 2000 and Windows XP. - 2005-7-7、ASUS Smart Doctor version 4.71.ほか。  更新状態 : プロバイダ/ATI Technologies Inc. 日付/2005/05/24  バージョン/6.14.10.6542。  ※: ASUS ATI VGA card driver…のページの何処にも、”バージョン/6.14.10.6542” の文字は見あたらない。  ドライバーの更新後に、初めて 目指すものであったらしいと確認できる。  ASUS Smart Doctor version 4.71では、操作パネルが英文から日本語になった。  FlexScan S2110W : ナナオの新型液晶ディスプレイ、横長のワイド画面、WSXGA+(1680×1050ドット)の解像度、パネルサイズは21.1インチ、9万9750円(税込み)。  1680×1050ドットの互換性情報 を見たからである。  Jazz、WorldMusicの新譜を探してみた。  冷たいそうめん(素麺)の作り方を調べた んだ。  そうめんチャンプルーや豚冷シャブ麺、じゃがそうめん、そうめん手作りつゆ、サラダそうめん。

2005年8月20日土曜日

オクラはアフリカ原産、発音は英語のものに由来と知る。  オクラのレシピ を調べてみたんだ。  パンを求めて外へ、バイシュクルでトウモロコシやカボチャ畑の中を進む。  白い雲に寂寥があり、憂愁がある。  夏の終わりを、万象の末端、片鱗に微かにであり、明確な思惟をもって感じる。  頬を撫でる風が乾いている。  光に優しさがある。  虫の合唱が次第に大きくなり、頂点に達するあたりにさしかかる。  しばらく止まりたい衝動 。  この嬉しい騒音は魅力に満ちている。  個は澄んだ力強い、気稟ある羽音であるが、地平で他と混じり合い溶け合う総体。  不躾、無節操に感じる夥しい連呼、連打、連奏である。  予兆と言うものがなくいきなり殺到してくる。  これには、音楽、作り物は太刀打ちできない。  前後がなく絶頂だけなのだ。  断続、高低、抑揚、句読点なしにそのまま鳴り続ける。  これの終焉を見とどけるには、夜明けまで窓辺で過ご し、盗人や釣り人が袋を担いで足早に過ぎる影を目の当たりにしなければならない。  夜露に泣いた夏草を踏みしめて、朝ぼらけの道をゆかなければならぬ。  たとえば、オーケストラの演奏前のチューニングの不協和音とも、懐の広さ深さだけでも違いは歴然である。  さらにその持続力、一貫性をとってもはなはだ項垂れるばかりである。  Sun Raが一番、近いとも想う。  自在な発想、変幻自在、難解とも想える普遍性に満ちた自然音響、どちらも宇宙、地平、森羅万象に波動を発する。  明晰を極めた混沌の渦動、秩序ある無秩序。  感度の狭い、乏しい人物には同じ事の繰り返しにも想えるが、岸辺を倦まず洗う潮騒とは異なる。  いずれもそそり立ち、魂から肉体へ、内から外へ、個から複数の個へ、連帯から大自然システムへ情念が放射される。  歴然とした、必然と思惟を実態として備える。  豊饒、エモーションを浴びる。  光彩をうしないつつ後退、山端に浮かぶ雲は 高く、秋風にとばされ霧散する。  青い空に積乱雲がそびえ、酷熱の日光が漲る、白暑の虚無は、すっかり跡形もなく無彩色となった。  宮殿の炎上するような、積乱雲の燦爛たる夕焼けを記憶の中に仕舞う。  ダージリンの精妙な半透明が、第七銀河への航路を開いてくれる。  フライフィシングの情報を集めてみた。

2005年9月4日日曜日 

尖った嘴、小さな口、鱗のない滑らかなよく太った銀の腹、盛り上がった肩、ぷりぷりのすらりと端正な大ぶり、ほんに刃の姿。  忘れずにライムを、半月に切っておく。  パラパラとまんべんなく塩を振り炉に。  『パチパチ、…*』、『ピシュ、…*』にぎやかな活性音を立てる。  いい焼け色。  思いの ほか、食べるところは少ない。  手間をかけた丸干しや、開きのようなしっかりした歯ごたえ、濃密なほくほくした豊饒は無い。  溢れ出す脂、さっぱりした、ほろ苦い初秋。  秋刀魚  夜は梭子魚の一夜干しを焙る。  一度、頭も真っ二つに断たれた姿にお目にかかりたい。  皮から始める、ほどよく焼けたところで返す、飴色になった頃、皿へ。  灼熱に焙られいい褐色になった、精悍な面構えに毎度感心、鋭利で美しい歯、倦まず眺める。  しっかりした歯ごたえ、濃密なサカナの香り、鱗のない皮も食べてみる。  糠付けでない、透明の液に満たされた胡瓜の浅漬け、青臭さがなく奥深いほくほくした意外な味。  夏野菜には、金山寺味噌 との調和が楽しい、美味しい。  焼き海苔を食べる、朝食のようだ。  はしりのリンゴも青臭く、パサパサ。

 

 

 

御愛読ありがとう。

7 に続く。    fin.


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